Nの知らない有田焼の世界

スタッフN
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こんにちは、スタッフNです。前回のブログはいかがでしたでしょうか。

この度、広島営業所の有田焼展示スペースをリニューアルしました。

展示に際して、改めて有田焼を手に取ってみると、「これは本当に有田焼なのか?」というような商品もありました。
皆さんは、有田焼に対してどのようなイメージをお持ちですか。

有田焼といえば、透き通るように白い磁肌と呉須で描いた<染付>、ガラス質の上絵具を用いた華やかな<赤絵>、この二つがイメージとしては強いでしょうか。
有田焼は奥が深すぎて、スタッフNも正直よく分かってないので、ちょっと変わった有田焼を一緒に見ていきましょう。

♪ダン ダラン ダラ ララララ ララララ…

目次

ゴツい有田焼

この商品は、「角厚皿(大)モスグリーン錆落」といいます。
もはやスタッフNには、これが陶器なのか磁器なのかもよくわかりません。

サイズとしては約15cm角程度なのですが、厚みが2.5cmもあり、重量はなんと1,130g!
文字通り重厚感のある器で、従来の繊細で洗礼された有田焼とは対極のような器です。

ですが、この無骨な雰囲気がスタッフNは好きで、今回リニューアルした展示スペースでもピックアップしております。
今年の春頃、広島市よりちょっと東側にできた新しい日本料理のお店で、この器をご採用いただきました。
お店のコンセプト・社長様の好みからすれば、必ずご採用いただけると信じてのご提案でした。
オープンしてまもなく、一緒に頑張ってくれた有田焼の業者さんと一緒にお伺いさせていただき、なんと一万円のコース。
コース中盤、「焼き物」が盛られたこの器が出てきた瞬間、業者さんと二人で「おぉ~」と唸ったものです。

岩みたいな有田焼

この商品は、「黒スレート釉銀彩ステージプレート」といい、れっきとした有田焼の器です。
(上に乗せている鯛も有田焼の器です。ヒレ部分が蓋になった、珍味入れです)

正直、スタッフNはこの器を販売したことは無いですが、インパクトがあるので展示スペースでもピックアップしております。

「何故有田焼でこんな器を…?」「本物の岩でもいいのでは…?」
そう思いませんか?思いますよね!
スタッフNも、この器を初めて見たときはそう思いました。
でもね皆さん、この器はむしろ有田焼でないと出来ない、現在のスタッフNはそう思います。

この器を本物の岩や陶器で作った場合、おそらくその器はすぐに欠けてしまうでしょう。
天然素材である岩や、土で出来た陶器は、風合いはありますがどうしても強度に欠けるきらいがあります。
「陶石」という岩石を砕いた粉を主原料とし、約1,250~1,300℃の高温で焼成する磁器製の有田焼は、硬くて耐久性に優れています。
そんな有田焼だから、この岩のような複雑な形状にしても、プロユースに耐えうる強度を持った器が成立するのです。

ご用意出来るかお約束は出来かねますが、ご用意のご希望、またはご質問等ございましたらこちらまでお問い合わせください。

有田焼へのご興味が少しでも湧いてきたでしょうか。
私もこのブログを書くために有田焼について今一度調べたので、有田焼欲が高まっております。
今後も皆さんと一緒に、色々な器について知っていけたら嬉しいです。

明日はKOHNOさんのブログです。
また明日お会いしましょう。

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