丸伊製陶は、大正14年(1925年)創業の信楽焼メーカーです。滋賀県甲賀市信楽町に本社と工場を構え、長い歴史の中で受け継がれてきた信楽焼の伝統と向き合いながら、現代の暮らしに寄り添う器づくりを続けています。
「そのままであり続ける事」を大切にし、変化する時代や文化を受け入れながら発展してきた信楽焼の精神を、ものづくりに反映しています。
ブランド名の「へちもん」は、信楽で古くから「ふうがわり」を意味として使われる方言です。
信楽焼へちもんの魅力は、一般的な磁器質のやきものとあじわいが異なる部分にあります。均一さを追い求めるのではなく、自然が生み出す揺らぎや個性を尊重し、その表情を器の中に映し出しています。
ひとつひとつ異なる景色を持つ焼き物は、人それぞれの個性や四季折々の自然にも通じる存在です。
また、手に取った時の温もりや口当たりのやさしさ、土の質感から感じられる素朴な風情も大きな魅力です。
工業製品というよりも、自然の恵みを受けて育つ農作物のような感覚に近く、職人の遊び心と真心が込められた器には、量産品にはない豊かな表情が宿ります。
信楽焼ならではの温かみや手仕事の味わいを大切にしながら、日本人が古くから育んできた自然観や美意識を伝える丸伊製陶。
暮らしの中でふと心を和ませてくれる、そんな器を作り続けています。