砥部焼千山

【砥部焼】千山丸碗 唐草

品番:tob-00005

砥部焼千山

【砥部焼】千山丸碗 唐草

品番:tob-00005

¥2,420

(税込)

概要

スペック

白いうつわの上を、伸びやかに流れていく藍色の唐草。どこか懐かしさを感じる佇まいでありながら、現代の食卓にも自然と馴染む「千山丸碗 唐草」です。

この器を手がけるのは、愛媛県伊予郡砥部町に窯を構える「千山窯」。昭和42年の創業以来、砥部焼の伝統を受け継ぎながら、日々の暮らしに取り入れやすい器を作り続けてきた窯元です。

千山窯の器を知る前に、まず「砥部焼」とはどのような焼き物なのかを知っておくと、この丸碗の見え方も少し変わってきます。

砥部焼は、愛媛県砥部町とその周辺で作られている、約250年の歴史を持つ焼き物です。代表的なのは、白い素地に藍色の絵柄を描いた、素朴で力強い姿。やや厚みのある丈夫なつくりと、飾りすぎない親しみやすさを持ち、鑑賞するためだけではなく、毎日の暮らしの中で使う器として受け継がれてきました。

白と藍というシンプルな色使いだからこそ、和食を中心としたさまざまな料理と合わせやすく、流行に左右されにくいのも砥部焼の魅力のひとつです。

千山窯では、そんな砥部焼らしい表情を生み出すため、絵付けに「泥呉須(どろごす)」と呼ばれる顔料を使用しています。

「泥呉須」と聞いても、普段焼き物に触れる機会がなければ、聞き馴染みがないかもしれません。
「呉須」とは、焼き物に青い絵柄を描くために使われる顔料のこと。白い器に描かれている、あの藍色や青色を生み出すものです。

千山窯で使われている「泥呉須」は、その呉須に焼き物の土を混ぜたもの。一般的な濃い藍色とは少し異なる、やわらかく落ち着いた青の表情が生まれます。

「千山丸碗 唐草」に描かれた唐草にも、この泥呉須ならではの穏やかな色合いが表れています。線の一本一本は手描きで施されているため、均一に印刷された模様とは違い、筆の動きや色の濃淡にもわずかな違いがあります。

では、この器に描かれている「唐草」とは、どのような柄なのでしょうか。

唐草文様は、植物の蔓や葉が伸びていく様子を、連続する曲線で表した文様です。日本だけで生まれたものではなく、古くから世界各地で使われ、中国を経て日本にも伝わりました。

蔓が途切れることなく伸び、文様が繰り返し続いていくことから、永く続いていくものを連想させる縁起のよい柄としても親しまれてきました。

千山丸碗では、その唐草を細かな装飾として整然と並べるのではなく、大きな曲線を使って伸びやかに描いています。

白地に藍色という限られた色だけで構成されていながら、筆の勢いや線の濃淡によって表情が生まれ、シンプルすぎない存在感があります。料理を盛り付けたときにも柄が完全に隠れてしまうのではなく、器の外側から唐草が見えるため、食卓のアクセントとして楽しめます。

形は、丸みを帯びた胴から口元へ自然に広がる、親しみやすい飯碗型。

一般的な飯碗と比べると、ややゆったりとしたサイズ感です。白ごはんをしっかり食べたいときはもちろん、具材の入った炊き込みご飯や混ぜご飯なども、窮屈に見せずに盛り付けやすい形をしています。

きのこご飯や筍ご飯、栗ご飯、豆ご飯など、季節の食材を使ったご飯ものにもよく合います。

白と藍を基調とした器なので、料理の色を邪魔しにくいのもポイント。炊き込みご飯の茶色、栗やサツマイモの黄色、枝豆や三つ葉の緑など、食材そのものの色が自然に映えます。

盛り付けるときは、ご飯を器いっぱいに詰め込むよりも、ふんわりと高さを持たせるように盛るのがおすすめです。仕上げに三つ葉や木の芽、小ねぎ、刻み海苔などを少量添えるだけでも、料理に立体感が生まれ、唐草の藍色との組み合わせも楽しめます。

毎日の白ごはん用として使うのはもちろん、少し具材の多いご飯ものを楽しみたいときにも活躍する一碗です。

また食卓全体をコーディネートするときは、すべての器を唐草柄で揃える必要はありません。

千山丸碗を柄物の主役として使うなら、副菜には白や生成りなど無地の小鉢を合わせ、汁椀には木製のものを選ぶと、唐草の藍色がより印象的に映ります。

反対に、染付の器をいくつか組み合わせるのもおすすめです。同じ白と青を基調としながら、細かな柄、大きな柄、無地に近いものなど、文様の大きさや余白の取り方を変えることで、統一感がありながらも単調にならない食卓を作ることができます。

木のトレーや竹製品、生成りのリネンなど、自然素材との相性も良好です。昔ながらの和食器としてまとめるだけでなく、木を使ったナチュラルなダイニングや、すっきりとした現代的なテーブルにも取り入れられます。

そして、千山丸碗 唐草を選ぶときに知っておきたいのが、手仕事ならではの個体差です。

一つひとつ手描きで絵付けされているため、唐草の線の太さや曲がり方、藍色の濃淡、柄の入り方にはそれぞれ違いがあります。

まったく同じ表情の器が並ぶのではなく、一つひとつにわずかな違いが生まれることも、手描きの器ならではの特徴です。

毎日何気なく使う飯碗も、どこで作られ、どのように色が生まれ、なぜこの柄が描かれているのかを知ると、選び方や使う楽しさが少し変わってきます。

約250年続く砥部焼の背景、千山窯が受け継ぐ手描きの絵付け、やわらかな藍色を生む泥呉須、そして古くから受け継がれてきた唐草文様。

毎日のご飯を盛る身近な器だからこそ、その背景まで知りながら長く使いたくなる一碗です。

※こちらの商品は千山丸碗 唐草のみの販売となります。

【メーカー品番】
2

【商品特性】
手づくりのため、ひとつひとつ色合い、形、大きさ、厚みなどが少し異なり、個体差があります。
ピンホール等(小さい穴)が見受けられたり、柄の入り方、色味が違ったりする場合があります。

【備考】
注文のタイミングによっては、「在庫有り」の場合でも、メーカーの方で在庫切れ・欠品となっていることがございます。
その場合は、ご連絡させていただきます。
ご理解の程、よろしくお願いいたします。

【サイズ】
Φ約12.8cm×H約7.5cm

【材質】
陶器

【原産国】
日本

【詳細】
食洗機〇
電子レンジ〇