陶器と磁器

管理人
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こんにちは、管理人です。前回のブログはいかがでしたでしょうか。

陶磁器というのは陶器と磁器の総称であり、この二つを大きく分けると陶器と磁器に分けることができます。では一体どのような違いがあるのでしょうか?

今回は、陶器と磁器について書いていきたいと思います。

目次

陶器

陶器に使う粘土は陶土といい、有色のものが多いです。陶土はさまざまな有機物が含まれている土で、微量な鉄分や炭化した植物の根や木片など、いろんな不純物が含まれているので有色になります。

製作は次のような工程を経て行われます。

練った陶土で成形したあと、よく乾燥させてから一度700度~800度程度の窯で素焼きします。素焼きすると少し丈夫になるので、絵や模様を描くときに扱いやすくなります。そして、釉薬をかけて約1100度~1300度で焼成し、窯をゆっくり2日ほど冷ましてから窯出しして完成となります。

陶器は、土由来の粘土で作られているので、「土もの」と呼ばれます。

陶器は磁器に比べると熱伝導率が低いため、熱くなりにくく冷めにくいという特徴があるので、温かい食べものに最適です。

日本各地でたくさんの陶器が作られていますが、美濃焼(岐阜県)、萩焼(山口県)などが有名です。

磁器

磁器は、陶石や長石、珪石を砕いたものをカオリンを含む不純物の少ない粘土と混ぜ合わせたものを原料としています。

制作工程は形成、乾燥、素焼き、施薬、本焼き、窯出しの順序で作られます。

磁石を砕いてパウダー状になるまで細かくします。水を加えて、粒子を揃え空気を抜きながら粘土状に練り上げます。成形し乾燥させた素地をおよそ800度~900度の低い温度で素焼きをします。下絵付けをしたあと釉薬をかけ、約1300℃~1400℃の高温で焼成。上絵付けを施したあと、定着させるために700〜800度の低温度で焼きます。

磁器は、石由来の磁土で作られているので、「石もの」と呼ばれます。石の粉を材料とする磁器は、焼成後に半ガラス質となるため、叩くとカーン、キンキンと澄んだ高い音がします。

日本では江戸時代に有田で焼かれたのがはじめての磁器だと言われています。

日本では、伊万里・有田焼(佐賀県)や九谷焼(石川県)などが有名です。

来週はKOHNOさんのブログです。

また来週お会いしましょう。

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