ぽってりとして丈夫な砥部焼は、実用性があり使いやすい焼きものです。
また、おしゃれでモダンなデザインの作品もたくさんあります。
本記事では、かわいくておしゃれなおすすめの砥部焼の器を紹介します。
センスのよいうつわを探している方は参考にしてください。
TAYORI 福田拓矢
1982年東京生まれ。
大学卒業後、様々なジャンルの料理を学び、2015年五反田にて和風ダイニングTaYoRiをオープン。
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注文が入ってから刺し身をさばいて揚げるアジフライをはじめ、料理のほとんどを作りたてにこだわる。
現在、飲食店を3店舗を経営し、メニュープロデュースや、店舗コンサルタントとしても活躍。
砥部焼の魅力
砥部焼は、愛媛県伊予郡砥部町を中心に作られている磁器です。
独特な温かみのある風合いがたくさんの人々に愛されており、有名なところでは、讃岐うどんのうつわとしてよく使われています。
また、白磁、青磁、染付、鉄釉による天目の4種類が国の伝統工芸品にも指定され、愛媛県の指定無形文化財として大切に扱われています。
砥部焼の特徴
砥部焼の主な特徴をまとめてみましょう。
- ぽってりとした分厚い白磁に藍色の呉須の染付け
- 素朴で味わいのある風合い
- 硬くて丈夫なため日常使いに向いている
- 手作り、手描きの伝統を大切にしている
手作業の伝統が大切に守られながらも、現代のライフスタイルに合った実用的でおしゃれなうつわもたくさん見られる焼きものです。
おしゃれでモダンな砥部焼のおすすめ人気10選!かわいくて実用的
ここからは、おしゃれでモダンなデザインのおすすめ・人気の砥部焼を10選紹介していきます。
まとめると次のとおりです。
窯元・工房 | 作品名 | サイズ |
---|---|---|
皐月窯 | 菊文の縁付鉢 4寸 | 径13cm×高さ5cm |
すこし屋 | スープカップ | 径13.2cm ×高さ約6.3cm |
陶彩窯 | 染付 丸文 コーヒーカップ | 横:8.5X12cm 高さ:7cm |
森陶房 | 丸湯のみ 青い鳥 | 径8.3cmx高さ5.4cm |
中田窯 | すずらんのリム付皿 5寸 | 径16cm×高さ2.6cm |
atelier LUXE | カラフルフラワー5寸皿 黒×桃花 | 径15cm×高さ2.5cm |
梅山窯 | 丸皿5点セット | 径14cm×高さ3cm |
陶房遊 | 彩り紋の花皿 6寸 | 径18cm×高さ2.5cm |
Mustakivi(ムスタキビ) | HORISONTTI スクエアプレート | 径25.5cm×高さ1cm |
陶彩窯 | 円模様 カップ&ソーサー | ・カップ 径約8cm×高さ約7.5cm ・ソーサー 径約15.5cm×高さ約2cm |
1つずつ詳しく見ていきましょう。
1. 皐月窯 菊文の縁付鉢 4寸
砥部市にある「皐月(さつき)窯」は、中田太郎さん千晴さんのご夫婦が営む窯元で、2017年開窯しました。
砥部焼らしい温かさとモダンなセンスが感じられる素敵なうつわは、飽きがこず使い込むほどに愛着が湧いてきます。
こちらの小鉢は、直径13cmの広めのリムが特徴で、菊紋の絵付けが華やかに料理を彩ってくれます。
少量の料理もおしゃれに魅せてくれるので、日常使いだけでなくおもてなしにもぴったりです。
2. すこし屋 スープカップ
「すこし屋」は、暮らしの中で愛される器づくりを目指し、手仕事にこだわった丁寧なうつわづくりを行っている工房です。
艶消しの釉薬がかけられたこちらのスープカップは、さらっとした手触りで心地よく使えます。
カラーは青小紋のほか赤小紋もあり、どちらも可愛らしい印象で、夫婦やカップルでペアで使うのもおすすめです。
大きめの取っ手が握りやすく、使い勝手のよいスープカップでしょう。
3. 陶彩窯 染付 丸文 コーヒーカップ
「陶彩窯」は、陶芸作家の長戸哲也さんを中心とし、長戸純子さん、長戸裕夢さんらが営む窯元です。
三者三様の作風が楽しめ「軽くて丈夫な日常使いの砥部焼」をコンセプトに作品づくりをしています。
こちらのコーヒーカップは、落ち着いた色味と、きゅっと尖った持ち手がモダンな印象です。
どこか北欧風な雰囲気もおしゃれで、くつろぎのコーヒータイムを過ごせるでしょう。
4. 森陶房 丸湯のみ 青い鳥
1970年に開窯した砥部町にある「森陶房」は、3代に渡ってうつわ作りを続けている工房です。
伝統的な製法を大切に守りながら、現在の暮らしにあった使い勝手のよさをコンセプトにしています。
やさしく温かい雰囲気の作品が多く、こちらの湯呑みも見ているだけでほっこりするデザインです。
多色使いしながらも落ち着いた印象なので、食卓にも馴染みやすく使いやすい湯呑みでしょう。
5. 中田窯 すずらんのリム付皿(5寸)
「中田窯」は、用と美を兼ね備え、暮らしを豊かに彩るうつわ作りをコンセプトにしている窯元です。
味わいのある白磁にレトロモダンな雰囲気の絵付けを施したものが多く、盛り付ける料理を選びません。
こちらのリム付き皿は2cm幅のリムがほどよく、額縁のように料理を引き立ててくれるのがポイントです。
シンプルな中にも手仕事のあたたかみが感じられ、日常使いしやすいお皿でしょう。
6. atelier LUXE カラフルフラワー5寸皿 黒×桃花
「atelier Luxe」は、‟手に取るたびに気持ちが浮き立つような器を届けたい”という想いをコンセプトにうつわ作りを行なっている工房です。
どの作品も独特な世界観が感じられ、主張しすぎないセンスのよさが魅力的。
大胆な花と葉が描かれているこちらのプレートは、1枚あるだけで食卓が華やかになります。
5寸のサイズは取り皿に、デザート皿にと幅広い用途で使えて重宝するでしょう。
プティガトーやケーキなどの可愛いお菓子がよく似合い、おもてなしにもおすすめです。
7. 梅山窯 丸皿5点セット
砥部焼といえば「梅山窯」の唐草、というほど長く愛され続けている有名な窯元です。
こちらの5枚セットの丸皿は、手描きならではの味わいある藍色の染付けが魅力となっています。
セットで食卓に並べても、控えめな彩りに料理が美しく映え、バランスのよいコーディネートができるでしょう。
8. 陶房遊 彩り紋の花皿 6寸
「陶房遊」は、松田 啓司さん、松田 奈織子さんご夫婦が手掛けている窯元です。
手作り、手描きの伝統を大切にしたレトロでモダンな作品が魅力で、繊細なものから大胆なものまでさまざまなデザインが楽しめます。
こちらのお皿は、パッチワークを思わせる和柄が可愛らしく、食卓を楽しく演出してくれるプレートです。
花のような形もおしゃれで、やや持ち上がった縁により汁気のあるお料理でも安心して盛り付けられます。
柄の境目は溝が彫られており、細部まで丁寧に仕上げられているお皿です。
9. Mustakivi(ムスタキビ)HORISONTTI スクエアプレート
marimekkoで長年活躍した石本藤雄さんがデザインを手掛ける「Mustakivi(ムスタキビ)」のおしゃれな長角皿です。
石本さんは、日本らしいものづくりを大切にしつつフィンランドで活躍されていましたが、2020年から故郷の愛媛に拠点を移し、新たな創作活動を開始されています。
北欧と日本のハイブリッドとも言えるこちらのお皿は、鮮やかな瑠璃色のブルーと白磁のバイカラーが爽やかな印象です。
どんな料理でも合わせやすく、他のうつわとの相性も選びません。
あらゆるシーンで重宝し、とっておきの1枚となってくれることでしょう。
カラー違いで全4種の展開なので、気になった方はぜひチェックしてみてください。
10. 陶彩窯 円模様 カップ&ソーサー
「陶彩窯」の長戸純子さんのモダンでおしゃれなカップ&ソーサーです。
ありそうでない、シンプルながら洗練されたデザインが魅力的。
なめらかな白磁に手描きならではのあたたかみのある曲線が味わい深い作品です。
ころんと丸みのある独特な形状も、親しみやく飲みやすいカップでしょう。
縁が持ち上がったソーサーは、菓子皿として使っても素敵です。
おしゃれな砥部焼のうつわを使ってその魅力を楽しみましょう!
いかがでしたか?
おしゃれでモダンなデザインの砥部焼のおすすめ・人気10選を紹介しました。
本記事のポイントをまとめると次のとおりです。
- 砥部焼は愛媛県伊予郡砥部町を中心に作られている磁器
- 白磁、青磁、染付、鉄釉の4種類が国の伝統工芸品に指定されている
- ぽってりとした分厚い白磁に藍色の呉須の染付けや、素朴な風合いが特徴
- 硬くて丈夫なため日常使いに適している
- おすすめは「皐月窯 菊文の縁付鉢 4寸」や「すこし屋 スープカップ」など
砥部焼は、おしゃれな見た目だけでなく、日常使いしやすい丈夫さも持ちあわせた焼きものです。
ぜひ実際に砥部焼を手にとって、その魅力にふれてみてください!
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