耐熱皿は急激な温度変化にも問題なく耐えられるため、電子レンジやオーブンなどでの使用に最適です。
ただし、使用方法を間違えると危険性も伴います。
この記事を読んで耐熱皿について詳しく知り、正しい見分け方を学びましょう。
耐熱皿とは?
耐熱皿は、100度を超える高温や急激な温度変化に耐えることができ、オーブンや電子レンジでの使用に適しています。
キッチンでの調理から保存まで幅広く活用でき、日々の料理を効率的に行うために欠かせないアイテムです。
耐熱皿のメリット
耐熱皿は、加熱後そのまま食卓に出せるため、料理の移し替えや後片付けの手間が省けます。
特にグラタンやラザニアなどのオーブン料理には欠かせず、冷蔵や冷凍も可能なため、1つで多様な用途に対応。
家庭に1つ以上持っておくと、日々の家事の負担が軽減されます。
耐熱皿の見分け方
日々の料理に欠かせない耐熱皿ですが、適切なものを選ぶには何を見ればよいのでしょうか。
次の見出しでは、以下のポイントを紹介します。
- 耐熱皿の種類
- 「オーブン対応」と「電子レンジ対応」の違い
- 安易な判断はNG
このポイントを押さえて、適切に耐熱皿を選びましょう。
耐熱皿の種類
耐熱皿には大きく分けて、120度〜140度まで耐えられるものと、300度まで耐えるものがあります。
120度〜140度程度の耐熱皿は主に電子レンジ専用で、高温でのオーブン調理には向いていません。
オーブンでの使用には、300度程度まで耐熱性がある耐熱皿を選んでください。
また、直火対応の耐熱皿もあり、チーズフォンデュやアヒージョなど、直火で調理できることも。
しかし、急激な温度変化には注意が必要です。
オーブン使用後にすぐ水につけると、割れたりヒビが入ったりする原因となり得るので注意しましょう。
「オーブン対応」と「電子レンジ対応」の違い
オーブンと電子レンジでは加熱の仕組みが違います。
オーブンは高温で食品を加熱するのに対し、電子レンジは電波を使って食品の分子を動かし加熱します。
どちらか一方にしか対応していない耐熱皿もあるため、購入時・使用前には必ずラベルを確認し、対応しているかどうかをチェックしましょう。
誤った使い方をすると、皿が割れる可能性があるほか、劣化が早まることがあります。
安易な判断はNG
耐熱皿を素材だけで判断するのは非常に危険です。
耐熱性は見た目では判断が難しく、素材によっても異なります。
耐熱かどうかはその皿の原料や製造方法などによるため、ラベルを確認することが最も確実です。
「電子レンジで一度使って問題なかったから耐熱皿だ」と考えるのは避けましょう。
目に見えない小さなヒビが入っており、予期せぬタイミングで割れてしまうこともあります。
安全を確保するためにも、注意書きやラベルなどを確認する習慣をつけていきましょう。
電子レンジで使用可能な耐熱皿の見分け方
電子レンジで安全に使える耐熱皿は素材によって耐熱性が異なるので、適切なものを選ぶことが大切です。
次の見出しでは、電子レンジで使用可能な素材について解説します。
- 陶器・磁器
- 耐熱ガラス
- 耐熱プラスチックとシリコン
それでは、詳しく見ていきましょう。
陶器・磁器
陶磁器は一般的に1000度以上で焼かれるため、電子レンジでの使用が可能です。
これらの素材は電磁波を通すため、通常の加熱であれば問題なく使えます。
ただし、使用されている釉薬や製法などによっては、器が熱くなりすぎることがあるため、製品の表記や使用説明などをよく確認してください。
耐熱ガラス
家庭用品品質表示法に基づき、電子レンジ使用可能なガラス容器は「電子レンジ用」と明記されています。
この表示がある製品は、少なくとも120度の温度差には耐えられます。
「超耐熱ガラス製器具」と表示された製品は、400度以上の温度差も耐えられます。
電子レンジ用と表記されていないガラス製品は破損の恐れがあるため、使用を避けましょう。
耐熱プラスチックとシリコン
プラスチック・シリコン製の皿が電子レンジで使用できないと思われがちですが、耐熱性が確認されているものは使用ができるのです。
日本工業規格により、電子レンジで使用可能なプラスチック容器は、耐熱温度が140度以上であることが求められています。
近年では、デザイン性に富んだ耐熱プラスチックの皿も増えており、温めた料理をそのまま食卓に出すことができるのが魅力的です。
電子レンジで使用不可な皿
以下の素材は、電子レンジの使用は適さないので注意しましょう。
- 金属
- 耐熱性のないプラスチック
- 漆器
- 耐熱性のないガラス
オーブンで使用可能な耐熱皿の見分け方
オーブン調理に適した耐熱皿を選ぶことは、料理の仕上がりに大きな影響を与えます。
以下では、オーブンで使用可能な素材について解説します。
- 陶器
- 磁器
- 炻器(せっき)
- ガラス
- セラミック
陶器・磁器の特性から詳しく見ていきましょう。
陶器
陶器はその保温性の高さから、オーブンでの使用に特に適しています。
表面が少しザラザラしているため、吸水性がありシミや匂いなどが移りやすい点は注意が必要ですが、フッ素加工されたものを選べば、こびりつきを防ぎやすくなるのです。
磁器
一方で、磁器は非常に美しいツヤがあり、水分を吸収しないためシミになりにくく、耐久性に優れています。
しかし、保温性は陶器に劣るため、熱々の料理には向いていないかもしれません。
炻器(せっき)
炻器、別名ストーンウェアは、陶器と磁器の良い特性を兼ね備えた素材です。
陶器のように少しザラつきがある不透明な素材で、磁器のように硬く耐久性にも優れています。
シミや臭いなどが移りにくいので、日常使いはもちろん、お客様を招いた際の料理にも安心して使用できます。
ガラス
ガラス製の耐熱皿は、透明であれば中の様子が分かりやすく、料理の確認がしやすいのが特徴です。
また、温度変化にも強く、冷蔵庫や冷凍庫での保存にも適しており、作り置きにも便利。
ただし、ガラスは割れやすい素材であるため、取り扱いには注意してください。
セラミック
セラミックは熱をゆっくりと逃がす特性があるため、料理を柔らかくしたり、しっとりと仕上げたりするのに最適です。
臭いがつきにくく、こびりつきにくいのでお手入れも簡単。
他の素材にコーティングとして使用されることもありますが、純粋なセラミック製の皿は割れやすいので、取り扱いには十分注意してください。
オーブンで使用不可な皿
以下の素材はオーブンでの使用は適さないので注意しましょう。
- プラスチック・シリコン素材
- 漆器
- 木・竹
- 金属
耐熱皿を使うならこれ!おすすめ3選を紹介
以下では、どのような耐熱皿を選んだらいいか悩んでいる方におすすめの耐熱皿を紹介します。
- 「大皿でシェア!シンプルグリルで笑顔が集まる」ギャザーオーバルグラタン
- 「一度に目玉焼きとトーストが作れる!時短調理の耐熱皿」オーブントースター皿(ハーフ)
- 「グラタンからスイーツまで、シンプルで実用的」耐熱ガラス製グラタン皿
商品名 | ブランド | サイズ | 容量 | 素材 | 耐熱温度 | 電子レンジ | オーブン |
---|---|---|---|---|---|---|---|
ギャザーオーバルグラタン(Sサイズ) | TAMAKI | 18.5×11.7×4.8cm | 480ml | 陶器 | 300度 | 〇 | 〇 |
オーブントースター皿(ハーフ) | IWAKI | 14.4×12×3.9cm | 340ml | 耐熱ガラス | – (耐熱温度差120度) | 〇 | 〇 |
耐熱ガラス製グラタン皿 | HARIO | 21×12×4.5cm | 600ml | 耐熱ガラス | – (耐熱温度差120度) | 〇 | 〇 |
1つずつ詳しく見ていきましょう。
1.「大皿でシェア!シンプルグリルで笑顔が集まる」ギャザーオーバルグラタン
家族や友人が集まる日は、TAMAKIのギャザーオーバルグラタン皿で料理を楽しくシェアしましょう。
シンプルなグリル料理は、準備が簡単かつ料理のクオリティが上がります。
大きなオーバルグラタン皿を使って、みんなで切り分ける楽しさを共有しましょう。
商品詳細
商品名 | ギャザーオーバルグラタン(Sサイズ) |
ブランド | TAMAKI |
サイズ | 18.5×11.7×4.8cm |
容量 | 480ml |
素材 | 陶器 |
耐熱温度 | 300度 |
電子レンジ | 〇 |
オーブン | 〇 |
2.「一度に目玉焼きとトーストが作れる!時短調理の耐熱皿」オーブントースター皿(ハーフ)
忙しい朝もIWAKIの耐熱ガラス製オーブントースター皿で時短調理が叶います。
小さくて幅を取らないため、同時調理が可能です。
耐熱ガラスは匂いやヌルヌルなどがつきにくく、食洗機対応でお手入れも簡単。
商品詳細
商品名 | オーブントースター皿(ハーフ) |
ブランド | IWAKI |
サイズ | 14.4×12×3.9cm |
容量 | 340ml |
素材 | 耐熱ガラス |
耐熱温度 | -(耐熱温度差120度) |
電子レンジ | 〇 |
オーブン | 〇 |
3.「グラタンからスイーツまで、シンプルで実用的」耐熱ガラス製グラタン皿
HARIOの耐熱ガラス製グラタン皿は、容量600mlの大容量で、市販のグラタンの素1人前に加え、野菜などの具材もたっぷりと入ります。
電子レンジ、オーブン、食器洗い機での使用が可能で、日々の料理から特別なお菓子作りまで、幅広い用途に活躍。
シンプルながらも高い実用性を備えたこの皿は、キッチンの必需品として、あなたのお料理ライフを豊かに彩ります。
商品名 | 耐熱ガラス製グラタン皿 |
ブランド | HARIO |
サイズ | 21×12×4.5cm |
容量 | 600ml |
素材 | 耐熱ガラス |
耐熱温度 | -(耐熱温度差120度) |
電子レンジ | 〇 |
オーブン | 〇 |
見分け方を理解して最適な耐熱皿を選ぼう!
いかがでしたでしょうか。
この記事では、耐熱皿の多機能性と便利さ、そして正しい選び方について詳しく解説しました。
さまざまな料理シーンで活躍する耐熱皿を上手に使いこなし、忙しい毎日をもっと効率的で楽しいものにしましょう。
以下は、この記事の重要なポイントです。
- 耐熱皿は120度〜140度までのものと300度まで耐えられるものがある
- 電子レンジ専用やオーブン専用など、加熱方法に対応した商品を選ぶ
- 急激な温度変化に注意し、特にオーブン使用後は急に水につけない
- 電子レンジで使える素材は
- 陶器・磁器
- 耐熱ガラス
- 耐熱プラスチックとシリコン
- オーブンで使える素材は
- 陶器
- 磁器
- 炻器(せっき)
- 耐熱ガラス
- セラミック
- おすすめは「大皿でシェア!シンプルグリルで笑顔が集まる」ギャザーオーバルグラタンなど
この情報をもとに自宅のキッチン用品を見直し、必要に応じて新しい耐熱皿を選んでみてはいかがでしょうか。
安全で快適な料理をするために、賢く耐熱皿を選びましょう。
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