【保存版】花鋏とは？人気のおすすめ8選から使い方・選び方も紹介！

「花鋏（はなばさみ）って何？おすすめの商品も知りたい」と考えていませんか？

花を切るハサミである花鋏ですが、どういった種類があるのかなどはわからないですよね。

そこで本記事では花鋏の選び方や人気のおすすめ商品8選を紹介します。

花鋏と合わせて購入しておきたいものについても紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。

花鋏とは？

花鋏とは、その名の通り花をカットするためのハサミです。

通常のハサミよりも切れ味に優れていることから花の茎や小枝を切ることに使われ、生花やフラワーアレンジメントに取り組む花屋さんや園芸が趣味の方が購入しています。

価格帯はピンからキリまであり、千円未満で購入できる花鋏から1万円以上する商品もあります。

剪定ハサミとの違い

花鋏に似たものとして剪定鋏（せんていばさみ）があります。

細い茎や枝のカットに適した花鋏に比べて、剪定鋏は太い枝を切ることに向いていることが大きな違いです。

実際に強い力が加わりやすいように、握りやすい持ち手になっていたり、刃の背部分が丸みを帯びていたりと形状も異なっています。

花鋏の選び方

ここからは花鋏の選び方について紹介していきます。

今回紹介する選び方は以下の通りです。

後に紹介する花鋏の人気のおすすめ商品まとめにも反映されているので、ぜひ参考にしてください。

ではそれぞれ見ていきましょう。

持ち手の形状で選ぶ

まずは持ち手の形状から選ぶ方法です。

花鋏の持ち手には大きく分けて「わらび手・池坊型」と「つる手・古流型」があります。

それぞれの違いを紹介するので、自分に適した方を選びましょう。

わらび手・池坊型

わらび手の花鋏は、持ち手の先端が折り返した形になっており、握り込む形で扱うことが特徴的です。

一般的なハサミとは異なる形状のため、慣れない間は扱いにくいですが、力を入れやすく多少太い枝でもカットできることが魅力的。

池坊や草月流といった生花の流派で主に使用され、池坊型とも言われています。

つる手・古流型

古流型とも言われる伝統的な形状をしており、大きな曲線を描いた持ち手が特徴的なつる手の花鋏。

一般的なハサミと同じ感覚で使用できるため、初心者でも扱いやすい点が魅力的です。

しかし、わらび手に比べて伝わる力が弱いため、太い枝を切りにくい点がデメリットとなっています。

刃の素材で選ぶ

刃の素材は大きく分けて3種類あり、それぞれの特徴は以下の通りです。

素材	切れ味	錆びにくさ	種類の豊富さ
鉄	◎	△	◎
ステンレス	◯	◎	◯
セラミック	◯	◎	△

花鋏で多いのは鉄かステンレス素材の商品です。

鉄素材の刃は切れ味に優れているため、軽い力でもカットできることがポイント。

また鉄素材の刃にはフッ素加工がしてある場合が多いため、ヤニやシブと呼ばれる樹液が付きにくく衛生的な面は魅力的です。

対してステンレス素材は錆に強いことが最大のメリットです。

生花などは必ずと言っていいほど、茎のカット時に水分に触れてしまいますが、ステンレス素材であれば錆びにくいため気軽に使えます。

セラミック素材は切れ味や錆びにくさに優れている一方で、そもそも商品として売り出されている数が少ないことがデメリットです。

キャップの有無で選ぶ

花鋏にキャップがついているかも選ぶ際にはチェックしておきましょう。

キャップがあれば安全に保管できるため、迷った際にはキャップ付きを選ぶことがおすすめです。

特に生花やフラワーアレンジメントの教室に通うなどして、持ち運ぶ機会が多い方は優先的にキャップ有りの商品を選んでみてはいかがでしょうか。

価格で選ぶ

花鋏は冒頭で紹介した通り、ピンからキリまで価格帯があり、高い商品だと1万円を超えるものもあります。

ただ多くの商品は2,000円前後で販売されているため、初心者や初めての一本をお探しの方は2,000円未満からお探しください。

おすすめの人気がある花鋏8選

ここからはおすすめの人気がある花鋏を紹介していきます。

今回は先ほど紹介した以下の選び方を参考にしています。

• 持ち手の形状で選ぶ
• 刃の素材で選ぶ
• キャップの有無で選ぶ
• 価格で選ぶ

今回は2,000円を基準に分けて紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

手頃に購入できる！2,000円未満の花鋏4選

まずは2,000円未満の花鋏を紹介していきます。

今回紹介する商品は以下の通りです。

商品名	持ち手	刃の素材	キャップ
1.コモライフ やわらかハンドルのフラワーばさみ	–	ステンレス鋼	×
2.アルス クラフトチョキ 園芸・農作業・家庭菜園用	–	アルミ・銅・ブリキ	◯
3.チカマサ フローリスト ウルトラロッソ花鋏 キャップ付	つる手	高炭素鋼（フッ素加工）	◯
4.坂源 ハンドクリエーション 古流タイプ ブルー	つる手	炭素鋼（フッ素樹脂加工）	◯ ※刃先ケース

ではそれぞれ紹介していきます。

1.コモライフ やわらかハンドルのフラワーばさみ

ステンレス素材が刃に使われてた錆に強い花鋏。

一般的なハサミに非常に近い形のため扱いやすいことがポイントです。

持ち手は柔らかいので、持ちやすく疲れにくいことも特徴の1つ。

分解して洗うこともできるため、衛生面でもおすすめの花鋏です。

持ち手	刃の素材	長さ	重さ	キャップ	メーカー・ブランド
–	ステンレス鋼	17×8.5×1cm	80g	×	コモライフ

2.アルス クラフトチョキ 園芸・農作業・家庭菜園用

持ちやすいグリップの花鋏です。

50gと軽量の作りながらも、強い力を入れなくてもカットできるため扱いやすい点が魅力的となっています。

またキャップもついているため、安全に持ち運びなどもできる点が魅力的です。

持ち手	刃の素材	長さ	重さ	キャップ	メーカー・ブランド
–	アルミ・銅・ブリキ	‎16×11.61×1.6 cm	50 g	◯	アルスコーポレーション

3.チカマサ フローリスト ウルトラロッソ花鋏 キャップ付

持ちやすいつる手の本商品は、刃に高級フッ素加工された鋼を使用しています。

フッ素加工されているため樹液が刃に付きにくく、鋼素材のため高い切れ味を誇ることが特徴です。

つる手のデメリットとしてわらび手に比べて力を入れにくいことが挙げられますが、刃に鋼を使っている本商品であれば、切やすさには問題ありません。

キャップも付いて安心して保管できる点もメリットの1つでしょう。

持ち手	刃の素材	長さ	重さ	キャップ	メーカー・ブランド
つる手	高級炭素刃物工具鋼、高級フッ素加工	‎24.6×12.6×2 cm	120 g	◯	近正

4.坂源 ハンドクリエーション 古流タイプ ブルー

紺色がシックでおしゃれな本商品は、つる手の花鋏です。

フッ素樹脂加工された炭素鋼を使っており、汚れが付着しにくい刃となっています。

キャップではありませんが、刃先ケースがついている点も嬉しいポイントです。

ただ他の花鋏に比べて多少重いため、長時間の使用で疲れを感じてしまう可能性があることは注意したいところでしょう。

持ち手	刃の素材	長さ	重さ	キャップ	メーカー・ブランド
つる手	炭素鋼（フッ素樹脂加工）	17×11×1.8cm	160g	◯ ※刃先ケース	‎坂源

趣味にするならチェックしたい！2,000円以上の花鋏4選

ここからは2,000円以上の花鋏を紹介していきます。

今回紹介するのは以下の通りです。

商品名	持ち手	刃の素材	キャップ
1.アルスコーポレーション 業務用花はさみ フルール(ピンク)	つる手	高炭素鋼（フッ素樹脂加工）	×
2.雅琴 オールステンレス池の坊鋏	わらび手	ステンレス鋼	×
3.フラワーキッチン 花はさみ 坂源 ハンドクリエーション	つる手	高炭素鋼（フッ素樹脂加工）	◯ ※刃先ケース
4.雅琴 オールステンレス古流鋏	つる手	ステンレス鋼	×

ではそれぞれ見ていきましょう。

1.アルスコーポレーション 業務用花はさみ フルール(ピンク)

業務用に作られたこちらの花鋏は、切ることが楽しくなる作りが魅力的です。

人間工学デザインと伝統の技術力によって、扱いやすい操作性と力が伝わりやすくなっているため、疲れにくく楽しんで生花などに取り組めます。

刃にはフッ素加工をした鋼を使っており、高い切れ味とシブやヤニの付きにくいことも特徴的です。

持ち手	刃の素材	長さ	重さ	キャップ	メーカー・ブランド
つる手	高炭素鋼（フッ素樹脂加工）	25.1×13.41×2.39cm	140g	×	アルスコーポレーション

2.雅琴 オールステンレス池の坊鋏

柄の先端が特徴的な形をしているわらび手の花鋏。

つる手に比べて強い力を加えることができ、多少太い枝であってもカットできます。

刃にはステンレス鋼を使っているため、錆に強く耐久性があることが魅力的です。

また柄の部分もステンレス素材となっており、つなぎ目もないため汚れが溜まりにくく衛生的なのは大きなメリット。

だだステンレスの柄は冷たいため、冬場には手が冷たくなるといったデメリットもある点には注意が必要です。

持ち手	刃の素材	長さ	重さ	キャップ	メーカー・ブランド
わらび手	ステンレス鋼	16.5×4.8×2.2 cm	146g	×	鶴巻刃物

3.フラワーキッチン 花はさみ 坂源 ハンドクリエーション

100年以上の歴史を持つ坂源の花鋏。

滑りにくいグリップや、シブやヤニに強いフッ素加工された刃が特徴的です。

また何より柔らかいグリーンの見た目がポップで可愛らしいことがポイント。

ただ210gと少し重いため、軽めをお探しの方は気をつけてください。

持ち手	刃の素材	長さ	重さ	キャップ	メーカー・ブランド
つる手	高炭素鋼（フッ素樹脂加工）	‎19.6×11.7×2.2cm	210g	◯ ※刃先ケース	フラワーキッチン・坂源

4.雅琴 オールステンレス古流鋏

オールステンレスのつる手花鋏。

ステンレス素材のため錆にくい点が魅力的となっています。

また重量感も程よく、しっかりと力が伝わる構造となっているため、無理なくカットできます。

オールステンレスのためグリップが無いことから汚れが溜まりにくく、衛生的である面も特徴の1つです。

持ち手	刃の素材	長さ	重さ	キャップ	メーカー・ブランド
つる手	ステンレス鋼	‎16.8×10.5×2.2 cm	181g	×	‎鶴巻刃物

花鋏と合わせて購入したいもの

ここからは花鋏と合わせて購入しておきたいものを紹介していきます。

今回紹介するのは以下の2つです。

• ハサミ用の砥石
• クリーナー

ではそれぞれ見ていきましょう。

ハサミ用の砥石

1つ目はハサミ用の砥石です。

花鋏も長期間使用していると、刃が悪くなってしまうため定期的に研磨する必要があります。

研磨の際には包丁用の砥石ではなく、ハサミ用の砥石を用意しましょう。

包丁用に比べて小さく、価格も1,000円未満で充分な商品が多いため、ぜひ花鋏購入時には合わせて検討してみてください。

クリーナー

植物を切るとシブやヤニと呼ばれる樹液が刃に付着し、しばらくすると切れ味が落ちてしまう恐れがあります。

そのため定期的にヤニ取りクリーナーで花鋏を手入れすることが必要です。

特にステンレスやセラミック素材の花鋏だとフッ素加工がされておらず、ヤニが付着しやすいため、合わせて購入してみるとよいでしょう。

花鋏を使って生花やフラワーアレンジメントを楽しもう！

いかがでしたでしょうか。

本記事の要点をまとめると以下の通りです。

• 花鋏は生花やフラワーアレンジメントに使われるハサミ
• つる手やわらび手など持ち手などの違いから選ぶ
• 花鋏を購入したらハサミ用砥石やクリーナーも合わせて用意する

花鋏があると、植物の硬い茎でもカットできるため、生花やフラワーアレンジメントを楽しむことができます。

初めて花鋏の購入を検討している方は、ぜひ本記事の2,000円未満の花鋏からまずはチェックしてみてください。