【初心者必見】包丁の正しい持ち方6選!切りやすいコツも紹介!

【初心者必見】包丁の正しい持ち方6選!切りやすいコツも紹介!

「包丁の持ち方について知りたい」と考えていませんか?

包丁の持ち方と一口に言っても実は様々な持ち方があって、それぞれに特徴がありますが、どれが一番適しているか判断するのは難しいですよね。

そこで本記事では、使う場面や食材に合わせた包丁の持ち方を解説していきます。

包丁の持ち方とセットで覚えておきたいことについても詳しく解説していくので、ぜひ最後までご覧ください。

本記事の監修者

鮨たかはし 高橋潤

幼少期より料理が好きで、技を極める職人に憧れ、寿司屋を志す。
ミシュラン三ツ星の名店『鮨さいとう』で修行をし、2014年 銀座に『鮨たかはし』開業。

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NHK きょうの料理でレシピ提供をし、バラエティー番組にも出演するほか、誠文堂新光社『すしのサイエンス』を英語、台湾語、韓国、フランス語で出版。

目次

包丁の持ち方6選

包丁の持ち方6選

では早速、包丁の持ち方について紹介していきます。

今回紹介する持ち方は以下の通りです。

  • 押さえ型
  • 握り型
  • 指差し型
  • 逆包丁型
  • 皮むき型
  • ペンシル型

ではそれぞれ詳しく見ていきましょう。

力を入れやすく硬い食材でも切りやすい「押さえ型」

筋のあって切りにくい食材や、硬く力を要する場合に適しているのは「押さえ型」です。

出刃包丁のように、魚の頭を断つなど強い力を加えたい時に向いています。

また力に自信のない方であれば、柳刃包丁や薄刃包丁を使う際に押さえ型の持ち方にすることにより、刺身などでも綺麗に捌くことができる点が特徴的です。

持ち方としては、持ち手部分を中指・薬指・小指で握りつつ、人差し指と親指で刃の両面を支えるようにします。

持ち方のポイント:刃がブレないようにしっかりと人差し指・親指で挟む

持ち方のポイントは、人差し指と親指の使い方です。

人差し指と親指で刃をしっかりと固定することで、刃がふらつくことなく力が正しく伝わるため、硬い食材でも切ることができます。

人差し指と親指に力を入れすぎるのではなく、あくまでも添えるだけで、力は入れすぎないように調整することが大切です。

最も基本的な持ち方「握り型」

「握り型」は包丁の持ち手を手のひらで包み込むようにして握る、最も基本的な持ち方です。

持ちやすく包丁を動かしやすいことがメリットのため、野菜の千切りのように同じリズムで多くの量をカットする際に向いています。

反対に刺身の薄切りのように繊細さを特に必要とする際は、手元がブレる恐れがあるため不向きでしょう。

持ち方のポイント:「魚のたたき」を作るなら柄の下を持つ

握り型自体はシンプルな持ち方ですが、実は場面によって柄のどの部分を持つかが変わってきます。

野菜や肉などの普通の食材であれば刃の付け根に近い部分に人差し指と親指が触れる持ち方をすることで、しっかりと力が加わり、包丁自体もズレることがありません。

しかし魚のたたきを作る際は、手首のスナップをきかせるために柄の下の方を持ちましょう。

持ち手の下を持つことによって、手首に余裕が生まれ自由度が増します。

もちろん魚のたたきでなくとも、手首のスナップをきかせたい場合には柄の下を持ってみてください。

繊細を必要とする食材にはぴったり「指差し型」

「指差し型」は、その名の通り、指差しをするような手の形で包丁を持つ方法です。

刃の背部分に人差し指を添えて、残りの指で持ち手を握ることで、刃を細かく動かすことができるため、繊細に包丁を扱えます。

刺身などを扱う板前の料理人さんなどがよく使用していることが特徴です。

持ち方のポイント:指は密着させる

指差し型で包丁を持つ時は、指同士や包丁との間隔はあまり開けずに密着させることが大切です。

密着させることで包丁に安定感が生まれるため、より一層人差し指での繊細な動きが可能となります。

持ち手を握っている小指や中指はもちろん、親指も柄部分に添わせながら密着させて持ちましょう。

包丁の刃を反対に持つ「逆包丁型」

一般的な包丁の持ち方とは異なり刃を反対に向けて持つ「逆包丁型」は、ささがきゴボウや魚の皮を引くといった、皮を引くような繊細な作業で使われる持ち方です。

手の形は指差し型と似ており、刃を通常の反対に向けて持ち手を持ち、人差し指を刃の腹に添えます。

通常の包丁を持つ方法とは大きく異るため、慣れるまでは怪我しないように慎重に練習しましょう。

持ち方のポイント:食材によって力の入れ方を変える

逆包丁型は扱う食材によって、どの指に力を入れるべきかが変化します。

皮を引く時のように力を必要とする際は、人差し指に力を入れますが、柔らかく刃の入りやすい野菜などを扱う場合は人差し指は添えるだけで充分です。

人差し指への力の入れ具合で、切りにくい食材でも扱えるようになるため実践する際はぜひ試してみてください。

果物の皮むきに適した「皮むき型」

「皮むき型」はりんごなどの果物の皮を剥く際に適した持ち方です。

持ち方自体は押さえ型と同じように、中指・薬指・人差し指で柄を握りつつ、残りの人差し指と親指で刃の両面を押さえます。

押さえ型と異なるポイントは、皮むき型ではペティナイフなどの小さな包丁を使うことです。

押さえ型は出刃包丁や薄刃包丁など刃渡りのある程度ある包丁でしたが、皮むき型では小さな果物を扱うため包丁も小さなサイズを使います。

果物に対して包丁を沿って丁寧に剥いていく必要があるため、包丁に慣れた人向けの持ち方であることが特徴です。

持ち方のポイント:人差し指に合わせて柄を握る

皮むき型では、人指し指で刃の両面を持ち、その後に残った指で持ち手部分を握ることがポイントです。

正確には、最初に人差し指と中指の上に刃の腹部分を置き、そこから親指を反対の腹に置いた後、持ち手を握ります。

ペティナイフの刃自体が小さいうえに、繊細な作業を要する持ち方のため、最も重要である刃に触れる指から置いていくことが理由です。

また実際に皮むき型で包丁を使う際は、包丁を動かすのではなく、りんごなどの食材を動かすことが大切です。

果物の皮を刃で剥きながら、剥いた皮を親指で送っていくイメージで使っていきましょう。

食材をデザインする際に使える「ペンシル型」

鉛筆を持つようにして包丁を握る「ペンシル型」は、食材を細かくデザインするような特殊な場合に使われる持ち方です。

具体的にはりんごのような果物に対して、ペティナイフのように小さな包丁を使って、細かく皮をくり抜くように扱います。

手の形は鉛筆を握るようにしておき、親指と中指で柄部分を固定し、親指と人差指の間の部分に置くイメージです。

一般的に使う場面はありませんが、芸術性のある切り方をしたい際には検討してみてください。

包丁の持ち方に合わせて知っておきたいこと

包丁の持ち方に合わせて知っておきたいこと

ここからは包丁の持ち方に合わせて知っておきたいことを紹介していきます。

今回紹介するのは以下の通りです。

  • 反対の手は猫の手・卵型を意識する
  • 正しい姿勢をとる
  • 濡れ雑巾を使ってまな板のズレを防ぐ

ではそれぞれ見ていきましょう。

反対の手は猫の手・卵型を意識する

包丁の持ち方はもちろん大切ですが、包丁を持っていない手も同様に重要です。

先に紹介した、多くの食材に対応できる押さえ型や握り型で包丁を扱う場合は、反対の手を猫の手を意識しましょう。

猫の手のように指先を丸めることで、包丁を下ろす際に指を切る危険性が少なくなります。

猫の手と同様の考えで、卵を握るような手の形をするのも良いでしょう。

包丁の扱いで最も怪我が起きやすいのは、包丁を持っていない方の手ですので、反対の手も気を抜かずに注意してください。

正しい姿勢をとる

包丁を扱う際は、正しい姿勢を取ることも非常に大切です。

姿勢が悪いと上手く力が入らずに食材がいびつな形で切れてしまったり、包丁を落としてしまったりする可能性があるため注意しましょう。

まず立ち位置は、台と自分の体の間に拳1つが入るようにします。

次に包丁を持つ手と同じ側の足を少し後ろに引くことで、力を加えやすい姿勢になり疲れにくくなることがポイントです。

ここまで準備ができたら、先に紹介した持ち方や猫の手などを意識して切っていきましょう。

濡れ雑巾を使ってまな板のズレを防ぐ

食材を切る際はまな板を使いますが、ズレないように工夫することで怪我の心配を減らすことも大切です。

おすすめは濡れ雑巾をまな板の下に敷くことで、まな板がズレにくくなり、上手く包丁の力も食材に伝わるようになります。

濡れ雑巾を毎回用意するのが面倒だと感じる人は、滑り止め付きのまな板を購入したり、滑り止めマットを用意したりすると良いでしょう。

包丁の持ち方だけでなく、反対の手や姿勢、まな板などにも注意を向けて、安心して包丁を扱ってください。

包丁はどこで買うのがおすすめ?

野菜を切るのならば薄刃包丁や菜切り包丁、魚を捌くのであれば出刃包丁、包丁を買うときは、それぞれの用途に合わせて選ぶことがポイントです。

KOHNOは、創業140年以上の歴史が紡ぐ確かな目利と、あらゆる種類や分類の包丁が揃っているので、用途に合わせて選ぶことが出来ます。

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正しい持ち方で包丁を扱おう!

正しい持ち方で包丁を扱おう!

いかがでしたでしょうか。

本記事の要点をまとめると以下の通りです。

  • 包丁の持ち方は複数あり、食材や目的によって適切な持ち方が異なる
  • 幅広い食材に対応して扱いやすいのは「押さえ型」と「握り型」
  • 包丁の持ち方だけでなく、猫の手や姿勢にも注意することが大切

包丁の持ち方を複数知っておくことで、食材や目的ごとに扱えるため、綺麗にカットすることができます。

特に押さえ型のように力を加えやすい持ち方を知っておくと、硬い食材もスムーズに切れるため覚えておきたいポイントです。

また持ち方だけでなく、反対の手や正しい姿勢にも目を向けることで怪我を防ぎ安全に包丁を扱うことができます。

ぜひ本記事を参考にして、新しい包丁の持ち方や怪我を防ぐ方法などを試してみてください。

他にもおすすめの包丁について知りたい方は「【厳選】一生ものの最高級包丁おすすめ13選!人気セットもご紹介」も合わせてご覧ください。

【初心者必見】包丁の正しい持ち方6選!切りやすいコツも紹介!

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