茶碗は、お米を食べる習慣のある私たちにとって欠かせない器です。
有田焼の茶碗は、モダンでおしゃれなものが多く、暮らしに溶け込む実用性も備えています。
本記事では、そんな有田焼の茶碗の魅力や選び方、さらにはおすすめをご紹介していきます。
ぜひ参考にしてください。
有田焼の茶碗の魅力

長い歴史と伝統を誇る有田焼は、佐賀県有田町を中心に生産されている焼きものです。
日本の伝統工芸品としての美しさに加え、丈夫さやお手入れの手軽さなどの実用性も兼ね備えているため、茶碗のように毎日使うアイテムには、ぴったりな焼きものでしょう。
また、薄くて軽いため、ご飯を食べるときも重く感じることなく、扱いやすいこともポイントです。
有田焼の茶碗は、デザインの面でもモダンでおしゃれなものが多く、色鮮やかな絵付けの伝統模様から可愛らしい北欧風のものなど、バリエーション豊かな作風が楽しめます。
有田焼の茶碗の選び方

有田焼の茶碗には、たくさんのデザイン・形状のものがあり、見ているだけでもわくわくするものばかりです。
その中からお気に入りの1つを見つけるためには、コツを押さえた選び方を覚えておくとよいでしょう。
ポイントは次の3つです。
- デザイン
- 形状
- サイズ・重さ
1つずつ詳しく見ていきましょう。
デザイン
有田焼の茶碗には、シンプルなものや柄物などたくさんのデザインがありますが、どれにしようか決められない場合には、使い勝手のよいシンプルなものがおすすめです。
シンプルなデザインの茶碗は、どんな食卓にも馴染みがよいので飽きもこず、暮らしを引き立ててくれるでしょう。
一方、柄物が欲しい、こんなカラーのものが欲しいという思いがあれば、自分の感覚にフィットする好きなデザインを選びましょう。
好みのデザインの有田焼の茶碗であれば気分も上がり、楽しい食事の時間を過ごせます。
形状
好きなデザインの茶碗でも、使いにくさを感じてしまうものは長く愛用することができません。
自分だけのお気に入りの1つに育てるためにも、手に馴染む使いやすい茶碗を選びたいものです。
3種類の形状
有田焼の茶碗の形状には、大きく分けて主に次の3種類があります。
- 使いやすい「椀形」
- 安定感がある「端反り形」
- スタイリッシュな「杉形」
それぞれ次のような特徴があります。
種類 | 形状 | 特徴 |
---|---|---|
椀形 | 丸くゆるやか![]() | ・手に馴染みやすく使いやすい ・中身がこぼれにくい |
端反り形 | 口縁が反っている![]() | ・重厚感のあるシルエット ・安定感があり持ちやすい |
杉形 | 上に向かってハの字型にまっすぐ広がっている![]() | ・スタイリッシュ ・おしゃれな食卓を演出できる |
また、底に高台がある形状のものは、持った手に温度が伝わりにくいため、熱いご飯をよそっても持ちやすいでしょう。
自分に合った形状の茶碗を選びましょう。
サイズ・重さ
有田焼の茶碗のサイズは、「食べる量」と「持った感覚」を大切にして選びましょう。
サイズは、数字を見れば大体の大きさはわかりますが、持った時のサイズ感は形状の影響もあり、数字でイメージしたものとは違う場合があります。
特にこだわりがないのであれば、一般的なサイズのもの、もしくは手の大きい方用のもの、小さめのもの、というくくりを頼りに選んでもよいでしょう。
もう1つ、茶碗は手に持った状態で使うことが多いため、重さに気を配って選ぶことも大切です。
一般的な大きさのものは200g程度が多いので基準にしてみてください。
有田焼の茶碗おすすめ人気6選!おしゃれで使いやすいデザイン

さまざまな作品がある有田焼の茶碗の中から、おしゃれでモダンなデザインのおすすめを6選紹介します。
まとめると次のとおりです。
- 西海陶器 黒空焼 飯碗
- 源右衛門窯 赤絵筋丸紋 飯碗
- 弥源次窯 染錦山茶花絵 飯碗
- しん窯 青花 花濃3.5反 飯碗
- KIHARA Arita Porcelain LAB 飯碗・呉須千段
- サラセラ 粉引 洋ばら ご飯茶碗 大
作品名 | 形状 | サイズ | 重さ |
---|---|---|---|
西海陶器 黒空焼 飯碗 | 杉形 | 直径12×高さ7.5cm | – |
源右衛門窯 赤絵筋丸紋 飯碗 | 端反り形 | 直径12×高さ6.5cm | – |
弥源次窯 染錦山茶花絵 飯碗 | 端反り形 | 直径12.3×高さ6.5cm | – |
しん窯 青花 花濃3.5反 飯碗 | 端反り形 | 直径10.6×高さ5.5cm | 100g |
KIHARA Arita Porcelain LAB 飯碗・呉須千段 | 椀形 | 直径12×高さ7.5cm | 195g |
サラセラ 粉引 洋ばら ご飯茶碗 大 | 端反り形 | 直径12.3×高さ7.3cm |
1つずつ詳しく見ていきましょう。
1. 西海陶器 黒空焼 飯碗

スマートな形状のこちらの茶碗は、波佐見焼の老舗商社「西海陶器」のもので、有田焼の窯元に発注して手掛けている作品です。
有田焼には珍しく、土を感じさせるざらっとした質感の陶器で作られています。
シンプルでシックな配色がおしゃれで、マットな黒色がお米を艶やかに美しく魅せてくれるため、ご飯がより美味しく感じられるでしょう。
作品詳細
作品名 | 西海陶器 黒空焼 飯碗 |
形状 | 椀形 |
サイズ | 直径12cm × 高さ7.5cm |
重さ | – |


2. 源右衛門窯 赤絵筋丸紋 飯碗

センスのよいおしゃれな色使いが「源右衛門窯 」らしい茶碗です。
緑と赤の対照色の配分が絶妙で、デザインのバランスのよさが楽しめます。
端反りの形状は安定感があり、持ちやすく食べやすい実用性もポイントでしょう。
色違いで青もあるため、カップルやご家族で揃えて使うことで、より華やかな食卓が演出できます。
作品詳細
作品名 | 源右衛門窯 赤絵筋丸紋 飯碗 |
形状 | 端反り形 |
サイズ | 直径12×高さ6.5cm |
重さ | – |


3. 弥源次窯 染錦山茶花絵 飯碗

「弥源次窯」の茶碗の中でも人気のあるこちらの茶碗は、味わいのある緑色に、濃淡のあるさざんかの絵付けが魅力的です。
同柄でひと回り小さなサイズの赤色もあり、夫婦茶碗として組み合わせよく使えます。
伝統的な有田焼らしさとモダンな印象を兼ね備えたデザインで、贈答用にもおすすめの茶碗です。
作品詳細
作品名 | 弥源次窯 染錦山茶花絵 飯碗 |
形状 | 端反り形 |
サイズ | 直径12.3×高さ6.5cm |
重さ | – |


4. しん窯 青花 花濃3.5反 飯碗

しん窯が手掛ける青花ブランドは、藍色と白磁の美しさが魅力です。
呉須と釉薬で丁寧に仕上げられた茶碗は、手仕事のぬくもりと味わい深さが感じられます。
落ち着いた色味で日本の食卓の料理を引き立たせ、飽きがこず長く愛用できるでしょう。
作品詳細
作品名 | しん窯 青花 花濃3.5反 飯碗 |
形状 | 端反り形 |
サイズ | 直径10.6×高さ5.5cm |
重さ | 100g |
5. KIHARA Arita Porcelain LAB 飯碗・呉須千段

日常使いにぴったりな使いやすい機能性とスタイリッシュなデザインを備えた「KIHARA」の茶碗です。
こちらの青のほか、赤と2色展開で、お揃いのカップもあるのでギフト用にも人気があります。
一見シンプルですが、計算された形状と手描きによる丁寧なラインは見事な仕上がりでしょう。
段がつけられていることで、しっくりと手に馴染み持ちやすい形状です。
作品詳細
作品名 | KIHARA Arita Porcelain LAB 飯碗・呉須千段 |
形状 | 椀形 |
サイズ | 直径12×高さ7.5cm |
重さ | 195g |


6. サラセラ 粉引 洋ばら ご飯茶碗 大

バラが描かれた、洋食器のようなモダンなデザインの茶碗です。
軽くてすっきりとした上品なデザインで、普段使いから来客時のおもてなしまで幅広く活躍してくれるでしょう。
赤色もあるので、ペアで使って華やかさを演出でき、ギフトにもおすすめの茶碗です。
作品詳細
作品名 | サラセラ 粉引 洋ばら ご飯茶碗 大 |
形状 | 端反り形 |
サイズ | 直径12.3×高さ7.3cm |
重さ | – |


おしゃれでモダンな有田焼の茶碗を使って食卓に彩りを添えましょう!

いかがでしたか?
モダンでおしゃれな有田焼の茶碗のおすすめの作品とその選び方などをご紹介してきました。
本記事の大切なことをまとめると次のとおりです。
- 有田焼の茶碗は、モダンでおしゃれなデザイン性と実用性を兼ね備えた魅力あるアイテム
- 選ぶ際には「デザイン」「形状」「サイズ・重さ」の3つをチェック
- おしゃれでモダンな有田焼のおすすめの茶碗は「西海陶器 黒空焼 飯碗」「源右衛門窯 赤絵筋丸紋 飯碗」など
さまざまなデザインが楽しめる有田焼の茶碗は、毎日の食卓を素敵に彩ってくれるアイテムです。
ぜひ本記事を参考に、自分だけのお気に入りの茶碗を見つけて、日々の暮らしをより豊かに楽しみましょう!
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