【決定版】茶碗とは?その名前の由来を解説!おしゃれなおすすめも紹介

【決定版】茶碗とは?その名前の由来を解説!おしゃれなおすすめも紹介

茶碗は、ご飯を食べる習慣のある私たちにとって日々の生活に欠かせない存在です。

なぜご飯をよそって使う器なのに「茶碗」と呼ばれているのか、疑問に思ったことはありませんか?

本記事では、名前の由来から飯碗との違いなどを徹底解説します!

おすすめも紹介するので、ぜひ参考にしてください。

本記事の監修者

弥のまる 高橋侑也

20歳の頃、賛否両論本店就職へ就職し27歳で料理長に就任。
10年修行をしたら独立したいという思いから30歳で退社し、2021年12月に「弥のまる」をオープン。

続きはこちら

お客様との距離感を大切にし、リーズナブルな価格でしっかりとした料理を出すことで満足してもらえるお店づくりを心がけている。

目次

茶碗とは?

茶碗とは?

茶碗は、奈良時代〜平安時代の頃、中国から伝わってきた文化です。

もともとはその字のごとく、お茶を飲むための碗として伝来してきたのですが、高価なものは観賞用にも使われていたようです。

しかし、近年では、陶磁器製の碗型の器は、すべて「茶碗」と呼ばれていることがほとんどです。

現代の日本では、一般的に「お茶碗」という言葉は、ご飯をよそって使う碗のことを指しますが、別の名称として「ご飯茶碗」「飯碗」という言葉でご飯用の茶碗を区別することもあります。

茶碗と飯碗の違い 

茶碗と飯碗の違い 

飯碗と茶碗は同じもの、正確には、茶碗という陶磁器の総称の中の1つに飯碗という言葉がある、という認識でよいでしょう。

飯碗は、文字どおりご飯をよそって食べるための器です。

口が広く、すっぽりと手におさまりやすいように作られており、ご飯が食べやすいような形状になっています。

茶碗という言葉が、現代では碗型の陶磁器全般を指す言葉として定着しているため、飯碗のことも茶碗と呼ばれるようになりました。

茶碗とお椀の違い

茶碗とお椀の違い

茶碗はご飯やお茶用の器、お椀は味噌汁のような汁物用の器です。

茶碗とお椀は、同じ「わん」でもそれぞれの字が表しているように、素材が違います。

茶碗は、現在ではプラスチックやメラミン、木製といった素材もありますが、もともとの一般的な茶碗は土や石を原料とする陶磁器製です。

一方、お椀は木を原料とした木製が一般的です。

木製の椀は、熱が外側に伝わりにくいため持ちやすく、よそった汁が冷めにくいというメリットがあります。

ただ、現代では、陶磁器製、木製以外にもさまざまな素材の茶碗やお椀があり、特に茶碗においての制約があるわけでもないため、茶碗とお椀のルーツを知りつつ、目的に合わせて好きな素材を使用すればよいでしょう。

茶碗にはいろいろなバリエーションがある

茶碗にはいろいろなバリエーションがある

さきほどもお話ししましたが、茶碗にはさまざまな素材があり、その形状もいろいろです。

ここでは、陶磁器としての茶碗の素材について、また、丸みを帯びた形や直線的な形など、形状によるそれぞれの特徴を紹介していきます。

素材 

素材 

茶碗に使われる素材は、陶磁器、メラミン、プラスチック、木製などさまざまなものがありますが、ここではもっとも一般的とされる次の2つについて見てみましょう。

  •  つるっとしたなめらかな質感の「磁器」
  •  素朴でごつごつとした風合いの「陶器」

陶器と磁器の特徴をまとめると次のとおりです。

スクロールできます
項目陶器磁器
原材料陶土(土由来の粘土で有色)陶石(石由来の粘土で白色)
焼成温度・釉薬1,000~1,200℃・弱釉1,200~1,300℃・強釉
質感多孔性(目に見えない小さな穴がある)でザラザラ緻密でつるつる
硬度・柔らかめ
・磁器ほど焼き固められないためコツコツという
鈍い音がする
・硬め
・陶器より焼き固まっているためピンピンという金属音のような高い音がする
透光性・なし
・厚い作りで光を通さない
・あり
・薄い作りで光を通す
熱伝導・低い
・熱が伝わりにくいため、徐々に温まり冷めにくい
・高い
・熱が伝わりやすいため、熱しやすく冷めやすい
吸水性・あり
・吸水性があるため、使用前後に水に浸すなどのお手入れが必要(シミ・におい移り防止)
・ほぼなし
・吸水性はほぼないため、お手入れが手軽
※釉薬(ゆうやく):素焼きの陶磁器の表面に光沢を出すために塗る薬品

有田焼や瀬戸焼などを代表とする磁器製の茶碗は、つるつるとして滑らかな質感を持ち、上品でスマートな印象です。

薄くて軽く、丈夫な性質を持ち、吸水性がないためお手入れしやすい素材でしょう。

一方、陶器は、信楽焼や備前焼に見られるような、ぬくもりのある素朴な風合いとゴツゴツとした触感が特徴です。

磁器と違って吸水性があるため、シミや臭い移りに注意する必要がありますが、使い込むうちに質感が変化して味わいが生まれてくるため、自分だけの逸品になっていく楽しさが感じられるのも魅力のひとつでしょう。

形状

形状

茶碗の形状には、大きく分けて主に次の3種類があります。

  • 使いやすい「椀形」
  • 持ちやすい「端反り形」
  • スタイリッシュな「杉形」

それぞれ次のような特徴があります。

種類形状特徴
椀形丸くゆるやか・手に馴染みやすい
・中身がこぼれにくい
端反り形口縁が反っている・重厚感のあるシルエット
・安定感がある
杉形上に向かってハの字型にまっすぐ広がっている・スタイリッシュ
・おしゃれな食卓を演出できる

自分のスタイルに合った形状の茶碗を選びましょう。

おしゃれな茶碗のおすすめ人気5選!実用的でスタイリッシュ

おしゃれな茶碗のおすすめ人気5選!実用的でスタイリッシュ

さまざまな作品がある茶碗の中から、おしゃれでモダンなデザインのおすすめを5選紹介します。

まとめると次のとおりです。

  1. みのる陶器 Albee(アルビー) 125ライスボウル
  2. 西海陶器 網点紋 飯碗
  3. アリタポーセリンラボ STANDARD SABI 段付飯碗 錆千段
  4. aito製作所 翠 Sui
  5. 漆琳堂 飯椀
スクロールできます
作品名素材形状容量サイズ重さ
みのる陶器 Albee(アルビー) 125ライスボウル磁器(美濃焼)杉形300mlφ12.5×H6.8cm181g
西海陶器 網点紋 飯碗磁器(波佐見焼)碗形250mlΦ11.5×5.5cm約150g
アリタポーセリンラボ STANDARD SABI 段付飯碗 錆千段磁器(有田焼)碗形φ12×H7cm
aito製作所 翠 Sui磁器(美濃焼)碗形約360ml約直径10.1×高7.5cm180g
漆琳堂 飯椀 漆琳堂 飯椀本漆手塗り・木合(木粉とソフミー樹脂の成型品(木粉52%)碗形φ102 × H56mm

1. みのる陶器 Albee(アルビー) 125ライスボウル

1. みのる陶器 Albee(アルビー) 125ライスボウル

ぬくもりある色合いのベージュ、ラベンダーのような優しい色味のグレイ、紺色の窯変が美しいネイビー、の3色展開で、どのカラーもそれぞれの魅力的な表情が楽しめます。

おしゃれな杉形で和風にも洋風にも合い、幅広くコーディネートできるのが魅力です。

同シリーズのプレートや深皿などもあり、揃えて使えばより便利にスタイリッシュな食卓を演出できるでしょう。

商品詳細

素材磁器(美濃焼)
形状杉形
容量300ml
サイズφ12.5×H6.8cm
重さ181g

2. 西海陶器 網点紋 飯碗

2. 西海陶器 網点紋 飯碗

手描きで入れられた模様が味わい深く、あたたかみが感じられる作品です。

和モダンな雰囲気がおしゃれで、清潔感のある白磁と透明感のある薄さが上品な印象。

カラーは、こちらの青のほか赤もあり、2色揃えて夫婦茶碗として使うのもおすすめです。

丈夫な磁器製で電子レンジも使用可能です。

商品詳細

素材磁器(波佐見焼)
形状碗形
容量250ml
サイズΦ11.5×5.5cm
重さ約150g

3. アリタポーセリンラボ STANDARD SABI 段付飯碗 錆千段

3. アリタポーセリンラボ STANDARD SABI 段付飯碗 錆千段

日常使いしやすいうえ、シンプルでスタイリッシュなデザインが魅力的な茶碗です。

段がついていることで、手に馴染みやすく持ちやすい形状になっています。

有田焼の伝統的な装飾技法とされている「掻き落とし」の手法を用いており、表面を鉄筆で引っ掻き削ることで施された模様は、モダンでクールな印象です。

商品詳細

素材磁器(有田焼)
形状碗形
容量
サイズφ12×H7cm
重さ
created by Rinker
ARITA PORCELAIN LAB
¥4,950 (2024/05/07 19:09:30時点 Amazon調べ-詳細)

4. aito製作所 翠 Sui 茶碗

4. aito製作所 翠 Sui

鶯色が美しいこちらの茶碗は、陶器のような自然な風合いを感じさせる釉薬で仕上げた、磁器製の美濃焼です。

一般的な茶碗よりもやや小さめですが深さがあるため、ご飯を入れた時の見栄えがよく、上品で高級感があります。

汁椀として使うこともでき、味わい深い色味と質感が食卓をほっと和ませてくれるでしょう。

商品詳細

素材磁器(美濃焼)
形状碗形
容量約360ml
サイズ約直径10.1×高7.5cm
重さ180g

5. 漆琳堂 飯椀

5. 漆琳堂 飯椀 モスグリーン×オレンジ

1793年創業の漆琳堂は、現在8代目となる内田徹が当主を務めており、伝統的工芸品「越前漆器」を作り続けています。

モスグリーン×オレンジのバイカラーがおしゃれな漆器製の茶碗は、手に持っても熱が伝わりにくく、なんといってもその軽さが魅力でしょう。

陶磁器のように落として割る心配も少ないため、小さな子ども用にもおすすめです。

商品詳細

素材本漆手塗り・木合(木粉とソフミー樹脂の成型品(木粉52%)
形状碗形
容量
サイズφ102 × H56mm
重さ

自分に合ったお気に入りの茶碗を見つけて毎日を豊かに過ごしましょう!

自分に合ったお気に入りの茶碗を見つけて毎日を豊かに過ごしましょう!

いかがでしたか?

私たちの暮らしに欠かせない茶碗について、その名前の由来やその種類、実用的でモダンなデザインの茶碗のおすすめをご紹介しました。

本記事の大切なポイントをまとめると次のとおりです。

  • 茶碗は、奈良時代〜平安時代の頃、お茶を飲むための碗として中国から伝来した
  • 茶碗と飯碗は同じものを指し、茶碗という陶磁器の総称の中の1つに飯碗という言葉がある
  • 茶碗とお椀の違いは素材
  • 茶碗の素材は主に「陶器」「磁器」などがあり、「椀形」「端反り形」「杉形」の3種類の形状がある
  • おすすめのおしゃれな茶碗は「みのる陶器 Albee(アルビー) 125ライスボウル」「西海陶器 網点紋 飯碗」など

茶碗と一口に言っても、いろいろなデザイン、素材があり、使い心地もさまざまです。

自分の好みやスタイルに合ったデザインであることはもちろん、持ちやすさや容量、お手入れのしやすさなど、それぞれのポイントのバランスがとれた茶碗を選ぶことをおすすめします。

お気に入りの茶碗を使って毎日をより豊かに過ごしましょう!

【決定版】茶碗とは?その名前の由来を解説!おしゃれなおすすめも紹介

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次