「魚を捌くのに適した包丁を知りたい」と考えていませんか?
魚に適した包丁とひとえに言っても、種類が豊富で選びきれませんよね。
そこで今回は魚を捌くのにぴったりな包丁を15選紹介していきます。
包丁の選び方や長く使うための方法も解説していくので、ぜひ最後までご覧ください。
1962年、神奈川生まれ。高級割烹料亭で和食料理を中心に、料理の腕を磨く。
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その後、麻布「光仙」の料理長として活躍。現在は赤坂の隠れ家、高級料亭「紫芳庵(しほうあん)」で総料理長を務める。四季折々の和食を通じ、日本文化を国内外の富裕層に体験として届けている。
魚を捌くための包丁を選ぶコツ
まずは魚に適した包丁の選び方を紹介していきます。
今回紹介するのは以下の通りです。
- 包丁の種類から選ぶ
- 素材から選ぶ
- 重量や柄から選ぶ
後に紹介する包丁まとめにも反映されているので、ぜひ参考にしてみてください。
ではそれぞれ見ていきましょう。
包丁の種類から選ぶ
まずは包丁の種類から絞っていきましょう。
「魚にぴったりな包丁」と言っても、それぞれの種類によって特徴は大きく違ってきます。
そのため、自分が重視する使用感や使用目的に合っているかをしっかりチェックしてから選びましょう。
今回紹介する包丁の種類と、それぞれの特徴は以下の通り。
包丁の種類 | 特徴 |
---|---|
出刃包丁 | 魚をまるまる一匹解体できる万能包丁 |
柳刃包丁 | 刺し身包丁の中では人気!薄くスライスしやすい |
蛸引包丁 | 柳刃包丁と似ている刺し身包丁で切っ先が四角形 |
マグロ包丁 | 600mm前後と非常に長くてマグロの解体にぴったり |
舟行包丁 | 出刃包丁よりも薄い刃で他食材にも◎ |
ではそれぞれ見ていきましょう。
1.万能に使える「出刃包丁」
出刃包丁は、魚の頭を落とせるほどの重量を持つ万能な包丁。
刃渡りは「160mm」と一般的な包丁とさほど変わりませんが、300gを超える重量のものが多く、力が加わりやすいことが特徴的です。
「大きすぎない魚をまるまる捌きたい」と考えている方や家庭用の包丁をお探しの方なら、一本は持っておきたい種類です。
出刃包丁については「【2022年最新】出刃包丁のおすすめ人気17選!初心者でも使いやすい」も合わせてご覧ください。
2.薄くスライスするのに向いている「柳刃包丁」
柳刃包丁は薄く細長い刃が特徴で、刃が入りやすく、スライスしやすい構造になっています。
このような特徴から、刺身を作ることに適した包丁です。
長さが300mmほどあるので、肉や野菜のカットには使いにくいですが、刺し身を作りたい人はぜひチェックしてみてください。
柳刃包丁の詳しい内容は「柳刃包丁のおすすめ人気13選!高級な包丁からコスパ抜群なものまで」をご覧ください。
3.さくを作るのに向いている「蛸引包丁」
蛸引包丁は刃の先端である切っ先が、四角であることが特徴の包丁。
そのため、魚の身を四角形に切り出した「さく」を作るのに適しています。
関西では柳刃包丁、関東では蛸引包丁が使われていましたが、現在では全国で柳刃包丁が普及しています。
蛸引包丁については「【厳選】蛸引包丁の人気・おすすめ8選!柳刃包丁との違いも徹底解説!」に詳しく解説しているので、ぜひご覧ください。
4.大きな魚を捌くには必須「マグロ包丁」
マグロ包丁の特徴は、何といっても600mm前後もある大きな刃。
その名の通り、マグロを解体するのに適した包丁です。
マグロの解体ショーなどで使われていることが多く、基本的には職人向けの種類となっています。
ただ日本刀のような見た目から観賞用として購入する人も一定数いることが特徴的です。
マグロ包丁の詳しい解説については「【厳選】マグロ包丁の人気おすすめ16選!選び方や免許の必要性も解説」をチェックしてみてください。
5.漁師が漁に持参していた「舟行包丁」
舟行包丁は、出刃包丁よりも刃が薄いことが特徴。
幅広い食材を扱いやすいことが魅力の包丁です。
元々、漁師が漁に持っていく包丁だったことから名付けられ、魚を捌く際も万能に使えます。
ただ出刃包丁のように重量が無いため、魚の頭を切り落としにくいことがデメリットとなっています。
素材から選ぶ
包丁の素材にはいくつか種類がありますが、魚を捌くなら鋼・ステンレスの2種類から選ぶことがおすすめです。
それぞれの違いは以下の通りです。
項目/素材 | 鋼(鉄) | ステンレス |
---|---|---|
特徴 | すぐに錆びるが、切れ味は非常に良い | 錆びにくくて耐久性もある |
切れ味 | ◎ | ◯ |
錆びにくさ | △ | ◯ |
耐久性 | ◯ | ◯ |
向いている人 | 本格的で切れ味の鋭い包丁が欲しい人 | 錆びにくさや切れ味などバランス良い包丁を探しており、家庭用に使いたい人 |
切れ味を重視するなら鋼、使いやすさを重視するならステンレスの包丁を選ぶのがベスト。
もし、迷う場合は、手入れが簡単なステンレス素材のものを選んでおくと良いでしょう。
鋼素材は最短で10~15分ほど濡れたまま放置するだけで錆び始めることもあり、非常に管理が難しい一方、ステンレス素材であればある程度は錆に強いため使いやすいです。
特に魚のような水分を多く含んだ食材を扱うなら、より錆びやすい環境で使う場合が多いため、錆びにくいステンレスが良いでしょう。
重量や柄から選ぶ
重さや柄の特徴から選ぶことも選択肢の1つです。
重量に関しては、重いほど刀の入れやすさは上がります。
その一方で、重いがゆえに扱いにくく、疲れやすいというデメリットもあるので注意が必要です。
柄に関しては、以下の表から素材ごとの特徴をおさえましょう。
柄の材質 | 特徴 | おすすめの方 |
---|---|---|
木製 | 温かみがあり手に馴染みやすい | 握りやすさ重視の方 |
ステンレス | 衛生的で耐久性に優れている | 長く愛用したい方 |
樹脂製 | 軽量で錆に強い | 軽い包丁で調理したい方 |
最も多い種類は木製素材の柄で、手に馴染む感覚があることが特徴です。
軽量さや、錆への強さだけを求めるなら樹脂製の包丁も検討してみると良いでしょう。
魚を裁く包丁のおすすめは「出刃包丁」か「柳刃包丁」
魚を裁く包丁を選ぶ際、多くの人が「出刃包丁」と「柳刃包丁」で迷うことでしょう。
両者ともに魚料理に欠かせない包丁ですが、その特徴は異なります。
特徴 | 出刃包丁 | 柳刃包丁 |
---|---|---|
用途 | 魚のさばき用(頭を落としたり、骨を切る) | 寿司や刺身のための薄切り用 |
刃の形状 | 厚くて短い、両刃または片刃 | 長くて薄い、主に片刃 |
切れ味 | 力を入れやすく、骨付き肉や魚に適する | 非常に鋭い、滑らかで美しい切り口が得られる |
重さ | 重めで扱いがしっかりしている | 比較的軽く、細かい作業に向いている |
出刃包丁は、厚みがあり重量感のある包丁で、魚の頭を落としたり、大型の魚を捌いたりする際に力を発揮。
出刃包丁の重みを利用して、骨を砕くようにして魚を捌くことができるため、力仕事に適しています。
一方、柳刃包丁は、薄く軽量な包丁で、繊細な作業に適しています。
柳刃包丁の薄い刃は、魚の薄造りやフィレ作業など、精密な切れ味が必要な場面で威力を発揮。
また、柳刃包丁は片刃であるため、まな板に刃先を付けた状態で引くことができ、薄くスライスするのに最適です。
つまり、大型の魚を捌く場合や、力仕事が中心の場合は出刃包丁を、繊細な作業が中心の場合は柳刃包丁を選ぶのがおすすめです。
魚を扱いやすい人気の包丁おすすめ15選
ここからは魚を扱いやすい人気の包丁おすすめ15選を紹介していきます。
今回は先ほど紹介した以下の選び方を参考にしています。
- 包丁の種類から選ぶ
- 素材から選ぶ
- 重量や柄から選ぶ
また今回紹介するのは以下の通りです。
商品名 | 種類 | 刃の素材 | 刃渡り | 重さ | 柄の素材 | 口金の有無 | ブランド |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1.Misono(ミソノ) モリブデン鋼 洋出刃 No.550/16.5cm | 出刃包丁 | モリブデン鋼 | 165mm | 320g | 黒強化木 | ◯ | Misono |
2.正本総本店 本霞・玉白鋼 出刃庖丁 18cm | 出刃包丁 | 玉白鋼 | 180mm | 360g | 水牛角朴柄 | ◯ | 正本 |
3.正広作 ステンレス鋼 左きき用 柳刃包丁 | 柳刃包丁 | 高炭素ステンレス鋼 | 240mm | 120g | 木材 | ◯ | 正広 |
4.正本総本店 本霞・玉白鋼 柳刃刺身庖丁 | 柳刃包丁 | 玉白鋼 | 240mm | 385g | 水牛角朴柄 | ◯ | 正本 |
5.正本 本霞(玉白鋼)タコ引 | 蛸引包丁 | 玉白鋼 | 330mm | 190g | 水牛角朴柄 | ◯ | 正本 |
6.堺孝行 白虎(白一鋼)柳刃 包丁 300mm サヤ付(黒石目) | 柳刃包丁 | 安希白鋼 | 300mm | – | – | × | 堺孝行 |
7.藤次郎 F-927 まぐろ切 | マグロ包丁 | 白紙鋼 | 540mm | 660g | 樹脂 | ◯ | 藤寅工業 |
8.堺孝行 マグロ切包丁[特上] 朴八角水牛柄 | マグロ包丁 | – | 540mm | – | 朴八角水牛柄 | ◯ | 堺孝行 |
9.貝印 KAI 舟行包丁 関孫六 銀寿 本鋼 | 舟行包丁 | 炭素鋼、鉄、合金銅 | 165mm | 167g | 木材 | ◯ | 関孫六 |
10.元兼「極上」鍛造黒打両刃 土佐型舟行包丁 | 舟行包丁 | 合金鋼 | 165mm | 115g | 木材 | ◯ | ほんまもん |
11.貝印 KAI 出刃包丁 関孫六 | 出刃包丁 | ステンレス鋼 | 105mm | 100g | プラスチック | ◯ | 貝印(貝印株式会社) |
12.藤次郎 柳刃包丁 | 柳刃包丁 | 合金鋼 | 330mm | 250g | 木材 | ◯ | 藤次郎 |
13.土佐包丁 黒抜刀 小 柳刃包丁 青鋼 2号 | 柳刃包丁 | 鉄・青銅2号 | 105mm | 59g | 木材 | ◯ | 土佐刃物流通センター |
14.堺菊守 出刃包丁 シルバー | 出刃包丁 | 合金鋼 | 150mm | 310g | 木材 | ◯ | 堺菊守 |
15.仙助 出刃包丁 ダマスカス安来鋼 | 出刃包丁 | 炭素鋼、合金鋼 | 165mm | – | 木材 | ◯ | 仙助/押田企画 |
ではそれぞれ見ていきましょう。
1.Misono(ミソノ) モリブデン鋼 洋出刃 No.550/16.5cm
包丁の名職人が集った岐阜県の関市から生まれたMisono(ミソノ)の出刃包丁。
錆に強いモリブデン鋼を使うことで、扱いやすいシンプルな出刃包丁に仕上げられています。
品質自体も職人向けの包丁を多く製造しているミソノの商品のため、全体的に高く家庭用はもちろんプロの方にもおすすめです。
またミソノ包丁については「【厳選】ミソノで人気のおすすめ包丁11選!特徴や歴史から評判まで紹介」も合わせてご覧ください。
種類 | 刃の素材 | 刃渡り | 重さ | 柄の素材 | 口金の有無 | ブランド |
---|---|---|---|---|---|---|
出刃包丁 | モリブデン鋼 | 165mm | 320g | 黒強化木 | ◯ | Misono |
2.正本総本店 本霞・玉白鋼 出刃庖丁 18cm
1846年から続く歴史を持つ正本の出刃包丁。
刃に一般的なステンレス素材よりも切れ味に優れた玉白鋼を使っているため、硬い魚でも刃が通りやすい一本です。
360gと重量もあるため、魚の頭を骨ごと断つこともできるという魅力もあります。
柄には木製素材の中でも最上級の品質を誇る水牛角朴柄が使われており、しっとりと心地の良い持ち手に、強い力を入れても問題のない耐久力を兼ね備えていることも特徴的です。
正本については「【決定版】正本の人気・おすすめ包丁5選!歴史や特徴・評判も紹介!」も一緒にチェックしてみてください。
種類 | 刃の素材 | 刃渡り | 重さ | 柄の素材 | 口金の有無 | ブランド |
---|---|---|---|---|---|---|
出刃包丁 | 玉白鋼 | 180mm | 360g | 水牛角朴柄 | ◯ | 正本 |
3.正広作 ステンレス鋼 左きき用 柳刃包丁
刺し身にぴったりの柳刃包丁の中でも左利き用の本商品。
刃が両方についた両刃包丁ではなく、片方でしか切ることの出来ない片刃包丁では、利き手が限定されてしまうことが懸念点として挙げられます。
多くの片刃包丁は右利き用に作られているため、左利きの方は右で包丁を扱う必要がありますが、本商品であれば左手を使って捌くことが可能です。
刃に炭素を含めば含むほど固く鋭くなり、実際に本商品は高炭素ステンレス鋼を使っているため、一定の錆びにくさを保ったまま高い切れ味を実現しています。
種類 | 刃の素材 | 刃渡り | 重さ | 柄の素材 | 口金の有無 | ブランド |
---|---|---|---|---|---|---|
柳刃包丁 | 高炭素ステンレス鋼 | 240mm | 120g | 木材 | ◯ | 正広 |
4.正本総本店 本霞・玉白鋼 柳刃刺身庖丁
職人向けの調理器具をお探しの方にはチェックしていただきたい正本の柳刃包丁。
正本の玉白鋼は、山陰地方特産の真砂砂鉄から選び抜かれた鉄質を使っているため、非常に鋭い切れ味になっています。
柄にはシンプルでありながらも品のある最高級素材、水牛角朴柄を使っており、扱いやすさにも優れていることが魅力的です。
刃渡りや重量も柳刃包丁として適したものとなっているため、メイン包丁として高品質な柳刃包丁をお探しの方はチェックしてみてください。
種類 | 刃の素材 | 刃渡り | 重さ | 柄の素材 | 口金の有無 | ブランド |
---|---|---|---|---|---|---|
柳刃包丁 | 玉白鋼 | 240mm | 385g | 水牛角朴柄 | ◯ | 正本 |
5.正本 本霞(玉白鋼)タコ引
レストランで働くプロに向けられた正本の蛸引包丁。
刃には切れ味の非常に高い玉白鋼を使っており、柄には最上級の水牛角朴柄を使った高品質な一本です。
また刃の先端である切っ先が四角形の蛸引包丁のため、切り身を四角形に取り出した「さく」を作りやすくなっています。
330mmと刺身包丁の中でも長い刃渡りのため、扱い慣れたプロの方におすすめです。
種類 | 刃の素材 | 刃渡り | 重さ | 柄の素材 | 口金の有無 | ブランド |
---|---|---|---|---|---|---|
蛸引包丁 | 玉白鋼 | 330mm | 190g | 水牛角朴柄 | ◯ | 正本 |
6.堺孝行 白虎(白一鋼)柳刃 包丁 300mm サヤ付(黒石目)
大阪の堺を拠点とし伝統の業を受け継ぐ堺孝行の本商品は、黒い石目の鞘が魅力的な柳刃包丁となっています。
切れ味の高い鋼素材である安希白鋼を使っており、刺身をなめらかに作れる刃が特徴的です。
ただ口金が無いため、汚れが溜まりやすかったり、あまりにも強い衝撃には弱かったりするデメリットもあります。
とは言え柳刃包丁は、強い力をかける包丁ではないため使用後のお手入れだけ注意してあげましょう。
種類 | 刃の素材 | 刃渡り | 重さ | 柄の素材 | 口金の有無 | ブランド |
---|---|---|---|---|---|---|
柳刃包丁 | 安希白鋼 | 300mm | – | – | × | 堺孝行 |
7.藤次郎 F-927 まぐろ切
受注生産でのみ受け付けており、職人がこだわった藤次郎のマグロ包丁。
切れ味が高く研磨にも向いている白紙鋼を使うことで、マグロの硬い表面にも刃を入れることができます。
またマグロ包丁は非常に長い刃を持つことから重くなりやすいですが、本商品は柄には樹脂を使っていることから、他のマグロ包丁に比べて軽量なのは魅力的なポイントの1つです。
鞘もついているため安心してマグロ包丁を管理できることも嬉しい点と言えるでしょう。
また藤次郎については「【2023年】藤次郎の人気なおすすめ包丁5選!口コミや評判も紹介!」もご覧ください。
種類 | 刃の素材 | 刃渡り | 重さ | 柄の素材 | 口金の有無 | ブランド |
---|---|---|---|---|---|---|
マグロ包丁 | 白紙鋼 | 540mm | 660g | 樹脂 | ◯ | 藤寅工業 |
8.堺孝行 マグロ切包丁[特上] 朴八角水牛柄
600年の歴史を持ち、日本刀をも生み出してきた堺孝行によるマグロ包丁。
堺孝行の包丁の中でも切れ味に優れており、どんなマグロでも捌ける刃となっています。
柄の朴八角水牛柄で持ちやすく、長さも540mmと長すぎず使いやすい点も魅力的です。
種類 | 刃の素材 | 刃渡り | 重さ | 柄の素材 | 口金の有無 | ブランド |
---|---|---|---|---|---|---|
マグロ包丁 | – | 540mm | – | 朴八角水牛柄 | ◯ | 堺孝行 |
9.貝印 KAI 舟行包丁 関孫六 銀寿 本鋼
鎌倉時代から室町時代に活躍した刀匠、関の孫六の信念を伝承した舟行包丁。
165mmと使いやすい長さで、出刃包丁よりも薄く軽い刃のため魚に限らず幅広い食材に適しています。
刃には炭素鋼などを使っているため、切れ味は非常に高くストレス無く魚を捌けることも特徴の1つです。
「【2023年】関孫六で人気のおすすめ包丁5選!口コミ・評判も紹介!」では関孫六について解説しているので、ぜひご覧ください。
種類 | 刃の素材 | 刃渡り | 重さ | 柄の素材 | 口金の有無 | ブランド |
---|---|---|---|---|---|---|
舟行包丁 | 炭素鋼, 鉄, 合金銅 | 165mm | 167g | 木材 | ◯ | 関孫六 |
10.元兼「極上」鍛造黒打両刃 土佐型舟行包丁
真っ黒な刃が特徴的な舟行包丁。
多くの包丁は銀色の刃をしていますが、本商品はシックな雰囲気となっているため、見た目にもこだわりたい方にはおすすめです。
また青紙鋼を使っているため、鋼包丁の中でもトップクラスの切れ味を誇ることは大きな魅力の1つです。
鋼包丁の多くは白紙鋼という素材を使っていますが、青紙鋼はより硬化な素材となっています。
切れ味を重視される方はチェックしてみてはいかがでしょうか。
種類 | 刃の素材 | 刃渡り | 重さ | 柄の素材 | 口金の有無 | ブランド |
---|---|---|---|---|---|---|
舟行包丁 | 合金鋼 | 165mm | 115g | 木材 | ◯ | ほんまもん |
11. 貝印 KAI 出刃包丁 関孫六
貝印のKAIブランドから発売されている関孫六シリーズの出刃包丁は、高品質なモリブデンバナジウム鋼を使用しているため、優れた切れ味と耐久性を兼ね備えています。
特に、ハンドルには朴の木を使用しており、握りやすさと美しい木目が特徴的です。
朴の木は、適度な硬さと柔らかさを持ち、手に馴染みやすいことから、包丁のハンドルに最適な素材として知られています。
伝統的な和包丁の雰囲気を持ちながらも、現代的なデザインに仕上げられているため、プロの料理人からホームシェフまで、幅広い層にあった出刃包丁だと言えるでしょう。
また、関孫六シリーズは、熟練の職人による手間暇かけた製造工程を経て作られており、細部にまでこだわりが感じられる仕上がりとなっています。
種類 | 刃の素材 | 刃渡り | 重さ | 柄の素材 | 口金の有無 | ブランド |
---|---|---|---|---|---|---|
出刃包丁 | ステンレス鋼 | 105mm | 100g | プラスチック | ◯ | 貝印(貝印株式会社) |
12. 藤次郎 柳刃
藤次郎の柳刃包丁は、高品質なハイカーボンステンレス鋼を使用した、プロ仕様の包丁です。
ハイカーボンステンレス鋼は、高い炭素含有量を持ちながらもステンレス鋼の特性を兼ね備えた素材で、錆びにくく、切れ味の持続性に優れているため、長期間使用しても性能が低下しにくいのが特徴です。
また、ハンドルにはツバ付きのデザインを採用しており、握りやすさと安定性を向上させています。
ツバ付きのデザインは、手とハンドルの間に適度な空間を作り出すことで、長時間の使用でも疲れにくく、快適な操作性を実現しています。
繊細な作業に適した、高品質な柳刃包丁。
藤次郎の柳刃包丁は、熟練の職人による手作業で丁寧に仕上げられており、切れ味の良さと使いやすさを両立させた、こだわりの逸品です。
種類 | 刃の素材 | 刃渡り | 重さ | 柄の素材 | 口金の有無 | ブランド |
---|---|---|---|---|---|---|
柳刃包丁 | 合金鋼 | 330mm | 250g | 木材 | ◯ | 藤次郎 |
13. 土佐包丁 黒抜刀 小 柳刃包丁 青鋼 2号
土佐包丁の黒抜刀シリーズの柳刃包丁は、高品質な青鋼2号を使用した、伝統的な和包丁です。
青鋼2号は、高い硬度を持ち、優れた切れ味を発揮する素材として知られています。
青鋼2号の硬さと粘りのバランスが絶妙で、柳刃包丁に求められる繊細な切れ味を実現。
また、黒抜刀シリーズの特徴である、真っ黒な刃が印象的で、シックな雰囲気を醸し出しており、この黒い刃は、鍛造の過程で磨き上げられた刃に、焼き入れを施すことで生み出されます。
伝統の技術と美しいデザインが融合した、こだわりの柳刃包丁だと言えるでしょう。
土佐包丁の職人による手作業で丁寧に仕上げられており、切れ味の良さと耐久性を兼ね備えた、高品質な逸品です。
種類 | 刃の素材 | 刃渡り | 重さ | 柄の素材 | 口金の有無 | ブランド |
---|---|---|---|---|---|---|
柳刃包丁 | 鉄・青銅2号 | 105mm | 59g | 木材 | ◯ | 土佐刃物流通センター |
14. 堺菊守 出刃包丁 シルバー
堺菊守の出刃包丁は、高品質な合金鋼を使用した、シンプルなデザインが特徴的な包丁です。
合金鋼は、耐摩耗性に優れ、長期間使用しても切れ味が持続するのが特徴的。
また、錆びにくく、メンテナンスが容易なのも魅力の一つです。
木材のハンドルが美しく、清潔感のある印象を与えるのですが、このハンドルは、持ちやすく、手触りの良い一本。
シンプルながらも高品質な、実用的な出刃包丁です。
堺菊守の出刃包丁は、プロの料理人からホームシェフまで、幅広い層に支持されている定番。
種類 | 刃の素材 | 刃渡り | 重さ | 柄の素材 | 口金の有無 | ブランド |
---|---|---|---|---|---|---|
出刃包丁 | 合金鋼 | 150mm | 310g | 木材 | ◯ | 堺菊守 |
15. 仙助 出刃包丁 ダマスカス安来鋼
仙助の出刃包丁は、高品質なダマスカス安来鋼を使用した、美しい模様が特徴的な包丁です。
ダマスカス安来鋼は、硬度が高く、優れた切れ味を持つ素材として知られています。
複数の鋼材を重ね合わせて鍛造することで生み出される美しい模様は、ダマスカス鋼ならではの特徴。
また、ダマスカス模様が美しく、高級感のある雰囲気を醸し出しており、この模様は、単なる装飾ではなく、鋼材の強度と粘りを高める効果もあると言われています。
伝統的な技術と現代的なデザインが融合した、こだわりの出刃包丁だと言えるでしょう。
仙助の出刃包丁は、熟練の職人による手作業で丁寧に仕上げられており、切れ味の良さと美しさを兼ね備えた、高品質な逸品です。
種類 | 刃の素材 | 刃渡り | 重さ | 柄の素材 | 口金の有無 | ブランド |
---|---|---|---|---|---|---|
出刃包丁 | 炭素鋼、合金鋼 | 165mm | – | 木材 | ◯ | 仙助/押田企画 |
魚を綺麗に捌き続けるために包丁購入後に用意するもの
包丁を購入したら、ぜひ砥石も合わせてご用意ください。
砥石を使うことで高い切れ味を保つことができるため、包丁を買い替える手間と費用を減らせます。
特に鋼素材の包丁を扱う場合は、砥石を使わなければ短期間で刃が悪くなる恐れがあるため注意しましょう。
砥石については「【厳選】包丁向けの砥石おすすめ人気20選!選び方も徹底解説」をご覧ください。
包丁はどこで買うのがおすすめ?
野菜を切るのならば薄刃包丁や菜切り包丁、魚を捌くのであれば出刃包丁、包丁を買うときは、それぞれの用途に合わせて選ぶことがポイントです。
KOHNOは、創業140年以上の歴史が紡ぐ確かな目利と、あらゆる種類や分類の包丁が揃っているので、用途に合わせて選ぶことが出来ます。
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いかがでしたでしょうか。
本記事の要点をまとめると以下の通りです。
- 魚を捌くには出刃包丁や柳刃包丁がおすすめ
- 鋼やステンレス素材の包丁だと切れ味が高く扱いやすい
- 包丁を購入したら砥石を一緒に用意する
ここまでお伝えしてきたように、各包丁の種類ごとに適した用途や使いやすさは全然違ってきます。
自分の目的に合っているかを必ず確かめてから、ベストなものを選びましょう。
また高級な包丁について詳しく知りたい方は「【2022年】高級包丁の人気おすすめ16選!一生ものの選び方も解説」をご覧ください。
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