業務用サウナマットのおすすめは?家庭用との違いや必要枚数も紹介!

サウナブームの今だからこそ、施設運営者の皆さまが気になるのが「業務用サウナマット」ではないでしょうか?
お客様に快適なサウナ体験を提供しながら、設備の長持ちや衛生管理も両立させたい。
そんな悩みを解決する重要アイテムが業務用サウナマットです。
この記事では、選び方から必要枚数、おすすめ商品まで徹底解説します!
業務用サウナマットとは

業務用サウナマットとは、サウナ施設で利用者の方が座ったり寝転んだりするときに使用する専用のマットです。
一般的には綿や麻などの天然素材で作られており、サウナ室内の高温多湿環境でも耐えられる耐久性と、何度も洗濯しても劣化しにくい頑丈さが特徴です。
家庭用のバスタオルとは異なり、業務用サウナマットは以下のような特性を持っています。
- ・耐熱性に優れている
- ・吸水性・速乾性が高い
- ・洗濯を繰り返しても型崩れしにくい
- ・サイズが大きめ(一般的に70cm×140cm程度)
- ・厚手で座り心地が良い
サウナ施設では、お客様一人ひとりに清潔なマットを提供することが衛生管理上とても重要です。
特にコロナ禍以降、衛生面への意識が高まっており、質の良い業務用サウナマットの選定は施設の評価にも直結します。
業務用サウナマットを導入するメリット

業務用サウナマットを導入することで、サウナ施設の運営者には多くのメリットがあります。
主なメリットは以下の通りです。
POINT
業務用サウナマットを導入するメリット
- ・サウナ室の衛生環境の向上
- ・利用者の快適性アップ
- ・施設の高級感や清潔感の演出
- ・クレームの減少
特に重要なのが、設備の保護と清掃効率の向上です。
ベンチの寿命を延ばすことができる
サウナルームのベンチは木材でできていることが多く、利用者の汗が直接染み込むと腐食や変色の原因となります。
業務用サウナマットを敷くことで、ベンチへの汗の浸透を防ぎ、木材の寿命を大幅に延ばすことができます。
特に、高温のドライサウナではベンチの温度も高くなるため、利用者の肌が直接触れると火傷の危険性もあります。
サウナマットはこうした事故防止の役割も果たします。
木材の種類 | マットなしの場合の寿命 | マットありの場合の寿命 |
---|---|---|
アスペン | 約2〜3年 | 約4〜6年 |
ヘムロック | 約3〜4年 | 約6〜8年 |
アバチ | 約2〜3年 | 約5〜7年 |
レッドシダー | 約4〜5年 | 約8〜10年 |
※寿命はあくまで目安であり、使用頻度や清掃・換気などの管理状態によって大きく変動します。
清掃がしやすくなる
サウナ室の清掃は毎日の重要な業務ですが、業務用サウナマットを導入することで清掃の手間を大幅に減らすことができます。
マットがない場合、ベンチに直接汗が染み込み、日々の拭き掃除だけでは完全に除去できません。
時間が経つとカビや臭いの原因となり、特殊な洗浄剤を使った大掛かりな清掃が必要になることも。
一方、マットを使用していれば、使用済みのマットを回収して洗濯するだけで、ベンチ自体の清掃頻度を減らすことができます。
そうすることで、
- 日々の清掃時間の短縮
- 特殊洗剤の使用量減少によるコスト削減
- ベンチの消毒作業の簡略化
- スタッフの労働負担軽減
といったメリットが生まれます。
業務用サウナマットと家庭用サウナマットの違い
業務用と家庭用のサウナマットには、素材や耐久性、サイズなど様々な違いがあります。
サウナの経営者が知っておくべき主な違いは以下の通りです。
比較項目 | 業務用サウナマット | 家庭用サウナマット |
---|---|---|
素材 | 高密度の綿や麻、業務用タオル地 | 一般的なタオル地 |
厚さ | 5mm以上の厚手が多い | 3〜4mm程度の薄手が多い |
サイズ | 70cm×140cm以上の大判 | 60cm×120cm程度 |
耐久性 | 100回以上の洗濯に耐える | 30〜50回程度 |
乾燥時間 | 速乾性に優れている | 乾燥に時間がかかることも |
価格 | 1枚2,000〜5,000円程度 | 1枚1,000〜2,500円程度 |
デザイン | シンプルで統一感のあるデザイン | カラフルで個性的なデザインも |
業務用サウナマットは初期投資は大きくなりますが、耐久性が高く長期的に見るとコストパフォーマンスに優れています。
家庭用マットを業務用として使用すると、すぐに劣化してしまい、頻繁な買い替えが必要になるためおすすめできません。
サウナの営業には業務用サウナマットが何枚必要?
サウナ施設の運営で悩みやすいのが、業務用サウナマットの適正な枚数です。少なすぎると洗濯が間に合わず、多すぎると無駄な投資になってしまいます。
適切な枚数を算出するためには、以下の要素を考慮する必要があります。
POINT
サウナマットの必要枚数
- ・予備として確保しておく枚数
- ・サウナ室の収容人数
- ・1日の利用者数
- ・営業時間
- ・洗濯・乾燥にかかる時間
必要枚数の計算方法
業務用サウナマットの必要枚数を算出するための基本的な計算式は以下の通りです。
必要枚数 = (同時利用人数 × 1日の回転数 × 洗濯サイクル日数)+ 予備枚数
この計算式の各要素について詳しく見ていきましょう。
同時に利用する人数(サウナ室の規模)
サウナ室に同時に入れる最大人数を基準とします。
例えば、8人収容のサウナ室であれば、最低でも8枚のマットが同時に必要になります。
POINT
サウナ室の広さ別の目安
- ・小規模(〜4人用):4〜6枚
- ・中規模(5〜8人用):8〜12枚
- ・大規模(9人以上):人数+予備2〜4枚
営業時間と利用回転率
1日の営業時間中に、サウナマットがどれだけ回転するかを考慮します。
例えば、1人のお客様が使用した後、そのマットはすぐに洗濯に出されます。
営業時間が長く、利用者が多い施設ほど、マットの回転率は高くなります。
【時間帯別の回転率の目安】
- ・朝〜昼(開店〜14時):全収容人数の1〜2回転
- ・夕方(14時〜19時):全収容人数の2〜3回転
- ・夜(19時〜閉店):全収容人数の3〜4回転
土日祝日は平日よりも1.5〜2倍程度の回転率を見込んでおくと安心です。
洗濯の頻度
サウナマットの洗濯頻度も重要な要素です。
一般的には以下のパターンがあります。
- ・都度洗濯:使用後すぐに洗濯(最も理想的だが枚数が多く必要)
- ・一日一回洗濯:営業終了後にまとめて洗濯
- ・数日分まとめて洗濯:2〜3日分をまとめて洗濯(小規模施設向け)
洗濯・乾燥にかかる時間も考慮が必要です。
業務用の洗濯機・乾燥機を使用しても、1サイクルに1〜2時間はかかります。
サウナの規模別に見る必要なサウナマットの目安
サウナ施設の規模別に、必要な業務用サウナマットの枚数の目安をまとめました。
施設規模 | サウナ収容人数 | 1日の利用者数 | 推奨マット枚数 |
---|---|---|---|
小規模施設 | 3〜5人 | 30〜50人 | 15〜25枚 |
中規模施設 | 6〜10人 | 50〜100人 | 30〜50枚 |
大規模施設 | 11〜20人 | 100〜200人 | 60〜100枚 |
超大規模施設 | 21人以上 | 200人以上 | 120枚〜 |
これはあくまで目安であり、実際の利用状況などによって調整が必要です。
特に繁忙期に備えて、通常必要数の1.2〜1.5倍程度の枚数を用意しておくと安心です。
業務用サウナマットはどこで買える?
業務用サウナマットを購入するには、いくつかの選択肢があります。
それぞれのメリット・デメリットを比較しながら見ていきましょう。
サウナ設備の専門メーカー
サウナ設備を専門に扱うメーカーやメーカー直営店では、サウナ施設に特化した業務用マットを取り揃えています。
POINT
サウナ設備の専門メーカー
メリット:
- ・サウナ用に特化した高品質な製品がある
- ・耐熱性や耐久性に優れている
- ・アフターサポートが充実している
- ・大量注文にも対応可能
デメリット:
- 比較的価格が高め
- 専門店のため選択肢が限られることも
Amazonや楽天など大手ECショップ
大手ECサイトでも業務用サウナマットを購入することができます。
POINT
Amazonや楽天など大手ECショップ
メリット:
- ・価格比較がしやすい
- ・レビューで実際の使用感がわかる
- ・納期が早いことが多い
- ・少量からの購入も可能
デメリット:
- ・品質にばらつきがある場合も
- ・本当に業務用かどうか見極めが必要
- ・アフターサポートが不十分なことも
リネンサプライサービス
サウナマットをレンタルで提供するリネンサプライサービスも人気です。
POINT
リネンサプライサービス
メリット:
- ・初期投資が少なくて済む
- ・洗濯の手間がかからない
- ・定期的に新しいマットと交換してもらえる
- ・保管スペースを節約できる
デメリット:
- ・長期的にはコストが高くなる場合も
- ・自社ブランディングがしにくい
- ・一部地域ではサービス提供がない場合も
業務用サウナマットのおすすめを紹介!
業務用タオル専門店いとへん

商品名
2000匁スレン染め業務用サウナマット(黒):10枚組
料金:33,110円(1枚あたり3,010円)
業務用タオル専門店いとへんのサウナマットは、業務用に最適な2000匁の綿100%総パイル生地を使用した高品質製品です。
約70×140cmの使いやすい標準サイズで、リネン・サウナ・入浴施設での使用に適しています。
特長はスレン染め加工が施されており、塩素系洗剤を使っても色落ちしにくい耐久性があるため、洗濯頻度の高い業務用途に最適です。
カラーバリエーションも豊富で、白、ゴールド、ブルー、モカ、ダークブラウン、黒から選べ、同色10枚セットでの販売となっています。
施設の雰囲気に合わせた色選びができる実用的なサウナマットです。
浴場市場

商品名
【業務用サウナマット】リポスマット 60cm×110cm | リポス
料金:5,610円
「リポスマット」は60cm×110cmサイズの業務用サウナマットで、一般的なタオル地マットとは異なる座り心地が特徴です。
濡れてもべちゃべちゃせず、毛が寝ないためふわふわ感が持続し、表面が熱くなりにくいという3つの利点があります。
綿とポリエステル素材で、1枚980gの程よい厚みで作られています。
購入枚数によって1枚あたり3,800円~5,100円(税抜)の価格設定で、大量購入ほどお得になるまとめ買い割引を採用。
洗濯は40度までの湯温で可能で、業務用洗濯機での使用にも対応している実用性の高いサウナマットです。
オカ

商品名
ポリエステル防炎 サウナマット 約60cm×110cm
料金:6,600円
「スーパー優踏生」サウナマットは、約60cm×110cmサイズの日本製高品質サウナマットです。
特徴は防炎性能にあり、パイル面に難燃ポリエステルを使用し、日本防炎協会の「防炎」マーク取得済みなので高温サウナでも安心して使用できます。
踏んでもズレにくい設計で施設内の美観を保ち、裏面滑り止め加工で安全性も確保。
優れた耐熱性と耐久性を持ち、汗などの水分を通さないためサウナ板の腐食防止にも役立ちます。
縁部分には特殊加工を施しほつれにくく、長期使用にも適した実用的なサウナマットです。
丸繊

商品名
2000匁 20s/1 業務用スレン染サウナマット
料金:1枚1,810円〜
2000匁 20s/1 業務用スレン染サウナマットは、温泉・温浴施設・サウナ向けの高品質業務用マットです。
約70cm×140cmのサイズで、パイル部分は綿100%、バイアス部分はポリエステル100%を使用した2枚合わせの丈夫な構造が特徴です。
重さは約625gで、色落ちしにくいスレン染め加工により耐洗性に優れています。
カラーバリエーションは、高級感のあるホワイト、プライベートサウナ店に人気のブラック、そしてゴールド・モカ・ブルー・ダークブラウンと豊富で、店舗のイメージや使用場所に合わせて選べます。
60枚ロットでの販売で、会員価格は色によって1枚あたり1,720円~2,550円とリーズナブルな業務用サウナマットです。
重光商事

商品名
業務用サウナマット【70×140cm】
料金:25,900円(1枚あたり2,590円)
重光商事の業務用サウナマットは、サウナや大浴場で幅広く使用できる実用的な2層構造が特徴です。
サイズは70cm×140cmの標準的な大きさで、重量は625gと扱いやすい設計。
素材はパイル部分が綿100%、縁取り部分(バイアス)がポリエステル100%で作られており、しっかりとした品質と耐久性を備えています。
カラーはブルーを取り揃え、サウナ施設の雰囲気に合わせやすいデザインです。
中国製ながら品質管理がしっかりしており、業務用として多くの施設に採用されています。
コストパフォーマンスに優れた、サウナ施設運営に適したマットといえるでしょう。
業務用サウナマットの選び方
業務用サウナマットを選ぶ際には、素材、機能性、サイズなど様々な観点から検討することが大切です。
施設の特性や予算に合わせた最適な選択をするためのポイントを解説します。
素材で選ぶ
サウナマットの素材選びは、快適性と耐久性を左右する重要なポイントです。
素材タイプ | 特徴 | メリット | デメリット |
---|---|---|---|
綿100% | 吸水性に優れ、肌触りが良い | 洗濯に強く、柔らかい使用感 | 完全に乾くまでやや時間がかかる |
麻混 | 通気性が良く、速乾性に優れる | 高温サウナでも快適、臭いがつきにくい | やや肌触りがゴワゴワする場合も |
綿・ポリエステル混紡 | 乾きやすく、シワになりにくい | 管理が簡単、耐久性に優れる | 100%天然素材より吸水性がやや劣る |
タオル素材は施設の特性や利用環境によって選ぶのがポイントです。
綿100%は肌触りと吸水性重視の一般施設向け、麻混は高温環境での快適性を求める施設に最適です。
綿・ポリエステル混紡は耐久性と管理効率を重視する回転率の高い施設で活躍します。
それぞれの特徴を考慮して選択してください。
機能性で選ぶ
サウナマットに求める機能によっても選び方が変わってきます。
タイプ | 特徴 | 目安 | おすすめの施設 |
---|---|---|---|
耐久性重視タイプ | 厚手で丈夫な生地、強化された縫製 | 100回以上の洗濯に耐えられる | 大規模施設、回転率の高い施設 |
吸水性重視タイプ | 起毛加工などで吸水性を高めた素材 | 自重の3倍以上の水分を吸収可能 | ドライサウナメインの施設 |
速乾性重視タイプ | 薄手で乾きやすい設計 | 洗濯後2時間以内に乾く | マットの枚数に限りがある施設 |
抗菌・防臭機能付きタイプ | 銀イオンなど抗菌加工が施されている | 衛生的で臭いの発生を抑制 | 高級感を出したい施設、衛生面重視の施設 |
サウナタオルは施設の用途に合わせて選ぶことが重要です。
耐久性重視タイプは頻繁な洗濯が必要な大規模施設向け、吸水性重視タイプは汗を効率よく拭き取るドライサウナ向けに最適です。
速乾性重視タイプは限られたマット枚数で効率的に運用したい場合に便利です。
抗菌・防臭機能付きは高級感や衛生面をアピールしたい施設におすすめです。
サイズと形状で選ぶ
サウナベンチのサイズや利用スタイルに合わせて、適切なサイズと形状を選びましょう。
サイズタイプ | 特徴 | メリット | おすすめの施設 |
---|---|---|---|
標準サイズ | 70cm×140cmの一般的なサイズ | ほとんどの施設で使いやすい | 一般的なサウナ施設 |
大判サイズ | 80cm×160cm以上の大きめサイズ | 体格の良い方でもゆったり使える | 外国人利用者が多い施設、高級感を出したい施設 |
フィットタイプ | サウナベンチ形状に合わせた専用設計 | ズレにくく、見た目もすっきりする | オーダーメイドのサウナベンチを使用する施設 |
サウナタオルのサイズ選びは利用者層や施設の特性に応じて最適化することが重要です。
標準サイズは汎用性が高く、幅広い施設で活躍します。
大判サイズは体格の良い方や外国人利用者に配慮したい場合、高級感を演出したい施設に最適です。
業務用サウナマットを購入する際の注意点
業務用サウナマットを購入する際には、初期コストだけでなく、長期的な視点で考える必要があります。
特に気をつけたい注意点を解説します。
ランニングコストや耐久性も踏まえて選択する
初期コストが安くても、耐久性が低ければ頻繁に買い替えが必要になり、結果的に高コストになってしまいます。
以下の点に注意しましょう。
POINT
洗濯回数の目安
- ・一般的な業務用サウナマット:50〜100回
- ・高品質な業務用サウナマット:100〜200回
- ・家庭用・低価格品:30〜50回
この例からわかるように、初期コストだけで判断するのではなく、耐久性を考慮した長期的なコスト計算が重要です。
リネンサービスがないと自分で洗濯しないといけない
サウナマットの管理方法には、自社洗濯とリネンサービス利用の2つがあります。
自社洗濯は長期的なコスト削減や洗濯プロセスの自由度がメリットですが、設備投資や作業の手間がかかります。
一方、リネンサービスは手間がなく保管スペースも節約できますが、長期的には費用が高くなる傾向があります。
小規模施設で月3〜5万円、大規模施設では月15万円以上かかるリネンサービスと、業務用洗濯機や乾燥機などの設備投資が必要な洗濯を、施設規模や運営方針に合わせて選択することが重要です。
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業務用サウナマットの購入はサウナ専門メーカーがおすすめ!
業務用サウナマットの購入先として、様々な選択肢を紹介してきましたが、特におすすめなのがサウナ専門メーカーからの購入です。
一般的なECサイトやリネンサプライヤーも便利ですが、サウナ施設の品質を長期的に維持するという観点では、専門メーカーの製品がもっとも信頼性が高いと言えます。
特に新規オープンや大規模リニューアルの際には、サウナ設備一式を専門メーカーで揃えることで、統一感のある高品質な空間を作ることができます。