自宅サウナの作り方を徹底解説!費用相場からおすすめサウナまで紹介

サウナを自宅に作るといっても必要な材料や相場などわからないことが多いですよね。
そこで、本記事では、自宅で自作サウナを建設する方法を解説します。
コストパフォーマンスに優れたサウナキットも紹介します!
自宅用サウナの種類

サウナ施設に出かけずに自宅でゆっくりとサウナを楽しみたいと思いませんか?
自宅用サウナがあれば、周りを気にすることなく自由なスタイルでサウナを利用できます。
自宅でサウナを楽しむには、アイデアグッズを利用した手軽でリーズナブルなものから、本格的に導入できるサウナまで、さまざまなものがあります。
自宅用サウナの主な種類は、大きく分けて以下の3種類。
自宅用サウナの3つのタイプ
- ・ドライタイプ
- ・ウェットタイプ
- ・遠赤外線タイプ
それぞれの特徴を詳しく見てみましょう。
ドライタイプ
ドライタイプは、いわゆるサウナ施設にもっとも多いタイプで、昭和時代から親しまれているため馴染みのある方も多いでしょう。
温度は80℃~100℃、湿度は10%ほどの高温低湿が特徴です。
カラッとした高温による爽快感は、ドライサウナならではの魅力でしょう。
サウナの本場フィンランドで一般的となっている「ロウリュ」は、このドライタイプのサウナでサウナストーンに水をかけて蒸気を発生させ、一時的に湿度を高めて楽しみます。
ウェットタイプ
ウェットタイプは、60℃~80℃とやや低めの温度で湿度100%のサウナです。
ミストサウナやスチームサウナなどがあります。
湿度が高いため、肌や髪の毛を乾燥させて傷める心配がないのが嬉しいメリットです。
遠赤外線タイプ
遠赤外線の熱を利用した遠赤外線タイプは、温度が60℃前後と低めです。
そのため、高温サウナの息苦しさが苦手な方でも入りやすいタイプでしょう。
また、ドライタイプやウェットタイプは密閉状態にする必要がありますが、遠赤外線タイプは熱が逃げにくいため、換気をしながら入ることができるのが魅力です。
自宅用サウナの作り方

前の項目で自宅用サウナの種類を紹介しましたが、自宅の浴室を活用してもっと手軽にサウナを再現することもできます。
自宅用サウナの作り方を、簡易的なものから本格的なものまで、大きく4つに分けて紹介します。
自宅サウナを作る4つの方法
- 1. 自宅の浴室をサウナとして活用する方法
- 2. 屋内にサウナを設置する方法
- 3. 屋外にサウナを設置する方法
- 4. 自作でサウナを設置する方法
それぞれの方法について、具体的に見ていきましょう。
1. 自宅の浴室をサウナとして活用する方法
まず、もっとも手軽ですぐに自宅サウナが楽しめる方法は、普段使っている浴室を活用する手段です。
ここでは、2種類の方法を紹介しましょう。
浴室をサウナとして活用する2つの方法
・入浴と冷水シャワー
・サウナ傘・サウナポンチョ
高温のドライサウナのようにはいきませんが、簡単にサウナ気分を味わえるので試しやすい方法でしょう。
それぞれ詳しく見てみましょう。
入浴と冷水シャワー
やや熱めの温水入浴と冷水シャワーを使って、手軽にサウナのような効果を得ることができます。
浴槽に40~42℃の少し熱めのお湯を張り5分ほど浸かったら、冷たいシャワーを1分ほど浴びます。
これを1セットとして、3セットほど繰り返したらタオルで水分をしっかりと拭きとって休憩しましょう。
熱めのお湯と冷水を利用した温冷交代浴は、血行を良くし自律神経を整えます。
ただ、冷水シャワーを急に全身に浴びると心臓にもよくないため、心臓より遠い部分から徐々に冷水をかけていきましょう。
サウナ傘・サウナポンチョ

サウナ傘は、湯船にビニル傘のようなカバーをかぶせて、湯気によってサウナを再現するアイテムです。
使わない時は、傘のようにたたんでコンパクトに収納できます。
また、気密性の高い素材で作られたサウナ用のポンチョは、首や肩も蒸気で温められしっかりと発汗できるアイテム。
どちらも2,000円前後と手軽な価格でサウナ気分を味わえるのが魅力でしょう。
2. 屋内にサウナを設置する方法
屋内に設置できるサウナには、主に4つのタイプがあります。
屋内に設置できるサウナ
- 1. ドームサウナ
- 2. 家庭用サウナボックス
- 3. 据え置き型サウナ(屋内用)
- 4. 埋め込み型サウナ
それぞれの特徴を見てみましょう。
ドームサウナ

ドームサウナは横になって使うタイプのものが多く、エステサロンなどでも導入されています。
電気式で遠赤外線により発汗が促され、横になってサウナを楽しめるため、リラックスした状態で利用できることがポイントです。
使わないときにはコンパクトにできる伸縮性のものもあり、便利に使えるでしょう。
家庭用サウナボックス

屋内用のサウナボックスは、主にジッパー付きの布で作られたボックス内に座ってサウナを楽しむタイプです。
ボックス内を遠赤外線ヒーターやスチーム機器で温めて発汗させます。
全身タイプや頭や手が出せるタイプなどがあり、一般的なものは3〜4万円ほどで購入できます。
据え置き型サウナ(屋内用)

据え置き型サウナは、室内に設置できる小さな部屋のようなタイプです。
木材で作られたおしゃれなものや、インテリアとしてデザイン性の高いものも多く見られます。
遠赤外線ヒーターを使って温めるものがほとんどで、高温サウナが楽しめる分、部屋の温度が上昇しやすいため設置場所には注意が必要です。
ロウリュができる本格的なものもあり、30万円ほどのものから100万円以上のものなど価格に幅があります。
埋め込み型サウナ

本格的なサウナの設置を考えているならば、リフォームやリノベーションと合わせた埋め込み型サウナがおすすめです。
据え置き型のように設置場所を用意しなくとも、生活に合わせた効率的な間取りを工夫することで、無理なくサウナを配置できます。
また、水風呂、休憩の導線も考えた理想的な「整い」環境を実現しやすいでしょう。
3. 屋外にサウナを設置する方法
屋外に設置できるサウナは、すぐに外気浴ができることが嬉しいポイントです。
屋内用サウナのように、部屋の中の温度や湿度の上昇も心配ありません。
屋外用のサウナには、主に次の3つがあります。
屋外に設置できるサウナ
- 1. バレルサウナ
- 2. 据え置き型サウナ(屋外用)
- 3. テントサウナ
1つずつ詳しく見てみましょう。
バレルサウナ

バレルサウナは、樽型の形状をしたサウナで、サウナの発祥地フィンランドに古くから伝わるタイプです。
木材を使ったあたたかみのある風合いと、おしゃれなデザインで人気があります。
本体価格が高めなうえ、設置工事費用やサウナストーブなどの費用も合わせると300万円ほどになることも。
ただ、比較的リーズナブルなメーカーを選んだり、自分で組み立てるバレルサウナキットを選んだりすることで費用はやや抑えられるでしょう。
据え置き型サウナ(屋外用)

屋外に据え置きできるボックス型のサウナで、屋根がついていたり、防腐コーティングがしてあったりと屋外向けに工夫されています。
メーカーや種類にもよりますが、バレルサウナよりも価格は抑えられる傾向にあるでしょう。
テントサウナ

テントサウナは、組み立て式のテント内でストーブを焚いて温めるタイプのサウナです。
コンパクトな1人用から10人以上入れる大きなものまで、幅広いサイズがあります。
テントサウナのメリットは、本体と備品を合わせてだいたい10万円前後になることが多く、比較的リーズナブルに楽しめることです。
ただ、火を使い煙が出るため設置場所に注意する必要があります。
また、使用中は一酸化炭素中毒のリスクがあるため、一酸化炭素チェッカーを使って濃度を確認するとともに、適度な換気をしましょう。
4. 自作でサウナを設置する方法
自作でサウナを設置するには、さきほど紹介した「バレルサウナキット」を利用する方法があります。
基本的な枠組みは、長い木材の板を円形状に組み立てたシンプルな構造。
業者に任せず自分で組み立てることで工賃を削減できるため、20万円〜40万円ほど初期費用を節約できるでしょう。
ただ、組み立ても時間と労力を必要とするため、一概にコスパがよいとは言えません。
DIY好きな方であれば、完成に向かう過程を楽しみながら作業できるのでおすすめです。
自宅用サウナの費用相場

自宅用サウナには、さまざまな種類があることを紹介してきましたが、ここではその費用相場について見ていきましょう。
サウナを選ぶときには、自分のニーズと価格が納得のいくバランスであることが大切です。
前半で紹介した屋内サウナ、屋外サウナの相場をまとめてみましょう。
屋内サウナの費用相場
サウナの種類 | 費用相場 |
---|---|
サウナ傘・サウナポンチョ | 2千円〜 |
ドームサウナ | 20万円〜(簡易的なものは5万円〜) |
家庭用サウナボックス | 2万円〜 |
据え置き型サウナ | ドライサウナ40万円〜、ウェットサウナ30万円〜、遠赤外線30万円〜 |
埋め込み型サウナ | ドライサウナ100万円〜、ウェットサウナ70万円〜 |
屋外サウナの費用相場
サウナの種類 | 費用相場 |
---|---|
バレルサウナ | 100万円〜 |
バレルサウナキット | 30万円〜(本体のみ) |
据え置き型サウナ(屋外用) | ドライサウナ100万円〜、ウェットサウナ70万円〜、遠赤外線30万円〜 |
テントサウナ | 20万円〜 |
自宅用サウナは、種類やタイプ、サイズなどの条件により初期費用が変わってきます。
また、メーカー・ブランドによっても価格の差があるため、予算と相談して自分に合ったものを選びましょう。
おすすめの自宅用サウナ5選!

ここからは、おすすめの自宅用サウナを5選紹介していきます。
簡易的なものから本格的なものまで、魅力的なサウナを厳選しました。
まとめると次のとおりです。
おすすめの自宅用サウナ5選
1. ONE SAUNA 国産バレルサウナ(地産地消モデル)
2. お風呂 de サウナ傘
3. おうちDEサウナ
4. METOS(メトス)CLIMA(クリマ)
5. TyloHero(ティーロヒーロ)PANACEA(パナセア)
順番に詳しく見ていきましょう。
1. ONE SAUNA 国産バレルサウナ(地産地消モデル)

「ONE SAUNA」は、自分で組み立てもできるバレルサウナキットを扱っているサウナブランドです。
こちらは、国産バレルサウナ・地産地消モデル。出典:https://sauna.travel/pages/kodomonokuni-sauna-park
宮崎県の杉、北海道の道南杉など、日本全国各地の上質な木材にこだわったサウナ作りをしています。
各パーツは、すべて職人の丁寧なハンドメイド仕上げ。
設置場所に合わせたフルオーダーメイドも受注しているため、自分好みのバレルサウナを形にできるでしょう。
2. お風呂 de サウナ傘

「お風呂 de サウナ傘」は、こちらの傘を浴槽にかぶせた状態で入浴することで発汗を促すアイテムです。
使わない時は、コンパクトに畳んでおくことができます。
高温のサウナのようにはいきませんが、リーズナブルな価格で手軽に試せることから、サウナ初心者の方やサウナ気分を味わいたいときにおすすめです。
3. おうちDEサウナ

「おうちDEサウナ」は、屋内に簡単に設置できる北欧式サウナボックスです。
サウナストーンに水をかけて熱蒸気を浴びて楽しむロウリュも可能。
家庭用電源OKの電気ストーブで、約30〜60分で十分な温度まで上昇します。
自宅にいながら1人でのんびりと楽しめるコンパクトサイズのサウナです。
4. METOS(メトス)CLIMA(クリマ)

サウナ設備や薪ストーブなどを販売しているMETOS(メトス)の「CLIMA(クリマ)」は、木のぬくもりが心地よい上質なサウナです。
本格的なロウリュも楽しめ、埋め込みタイプ(画像左)と据え置きタイプ(画像右)のどちらも設置可能。
そのため、自分のニーズに合ったタイプが選べるのも嬉しいポイントです。
1〜5人用まで幅広いサイズ展開となっています。
また、換気ができるエアーコントロールやLEDライティングを装備しており、よりリラックスしてサウナを楽しめるでしょう。
5. TyloHero(ティーロヒーロ)PANACEA(パナセア)

TyloHero(ティーロヒーロ)は、品質の良さとデザイン性の高さで定評のあるスウェーデン発のサウナブランドです。
スチームルームの「PANACEA(パナセア)」は、開放的なガラス張りのおしゃれなデザインが魅力。
スチームジェネレーターと合わせて使用するタイプのサウナです。
おしゃれなバックライトウォールには好みの映像や画像を投影でき、ラグジュアリーな雰囲気でサウナを楽しめます。
モダンなデザインの家におすすめのサウナでしょう。
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いかがでしたか?
自宅にサウナを設置する際の費用相場やおすすめの自宅用サウナなどを紹介しました。
本記事のポイントをまとめると次のとおりです。
まとめ
この記事のポイント
・自宅用サウナのタイプは「ドライ」「ウェット」「遠赤外線」の3つがある
・自宅用サウナを楽しむ方法は「浴室をサウナとして活用」「屋内に設置する」「屋外に設置する」「自作で設置する」の4つがある
・自作するなら本体価格がリーズナブルなサウナキットがおすすめ
・費用相場は種類やタイプ、サイズ、メーカーによって異なる
・自分のニーズと価格が納得のいくバランスのものを選ぶことが大切
・おすすめの自宅用サウナは「ONE SAUNA」「TyloHero(ティーロヒーロ)PANACEA(パナセア)」など
自宅にサウナがあることで、自由なスタイルでゆっくりとサウナを楽しむことができます。
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