テントサウナの値段相場は?選び方や楽しむために必要なアイテムを紹介!

アウトドアブームの中で注目を集める「テントサウナ」。
自宅の庭やキャンプ場で手軽に本格的なサウナ体験ができると人気急上昇中です。
でも「テントサウナって値段はどのくらいするの?」「どんな種類があるの?」と気になっている方も多いのではないでしょうか。
今回は初心者の方にもわかりやすく、テントサウナの価格相場や選び方、必要なアイテムまでご紹介します。
テントサウナが人気な理由

最近、サウナ好きの方だけでなく一般の方にまで広がりを見せているテントサウナ。
従来のサウナ施設とは違い、自分だけのプライベート空間でサウナを楽しめることが大きな魅力です。
特に以下の2つのポイントが人気の秘密となっています。
持ち運びが可能で手軽
テントサウナの最大の魅力は、その「持ち運びのしやすさ」にあります。
名前の通り、テント式になっているので、使わないときはコンパクトに折りたたんで収納できます。
場所を選ばず設置できるため、自宅の庭やベランダはもちろん、キャンプ場や河原、友人宅への持ち込み、レジャー施設など、さまざまなシーンで活躍します。
特に自然の中でサウナを楽しみたい方にとって、テントサウナは特におすすめです。
美しい景色を眺めながら、または星空の下でサウナを楽しむという贅沢な体験ができるのも大きな魅力と言えるでしょう。
また、多くの製品が30分程度で組み立て可能なので、「今日はサウナに入りたい!」という気分になったときにすぐに準備できるのも嬉しいポイントです。
低コストで始められる
一般的なサウナ施設の利用料金は1回あたり1,000円〜3,000円程度。
頻繁に通うとそれなりの出費になりますよ。
対して、テントサウナは初期投資だけで、その後のランニングコストはほとんどかかりません。
特に安価なモデルであれば、10回程度サウナ施設に通う費用で購入できるものもあります。
長い目で見れば、サウナ好きにとっては非常にコストパフォーマンスの高い選択と言えるでしょう。
サウナの種類 | 初期費用 | ランニングコスト | メリット |
---|---|---|---|
施設のサウナ | 0円 | 1回あたり1,000〜3,000円 | 設備が整っている、手間がかからない |
テントサウナ | 1〜30万円 | ほぼ無料(薪代のみ) | いつでも好きな時に利用できる、プライベート空間 |
テントサウナの値段相場
テントサウナは価格帯によって性能や快適さに大きな違いがあります。
ここでは3つの価格帯に分けて、それぞれの特徴と代表的な製品をご紹介します。
「1~10万円」のテントサウナ
最も手頃な価格帯のテントサウナは、サウナ初心者や「まずは試してみたい」という方におすすめです。
POINT
この価格帯の特徴
- ・小型〜中型サイズが中心
- ・基本的な機能に絞られている
- ・1〜2人用がほとんど
- ・薄手の素材を使用していることが多い
代表的な製品として、5万円前後で購入できる「ポータブルサウナテント」があります。
簡易的なストーブとセットになったものもこの価格帯で見つけることができ、初めての方でも手軽に始められます。
ただし、保温性や耐久性はやや劣る場合が多いので、本格的にサウナを楽しみたい方には物足りなく感じるかもしれません。
「10万~20万円」のテントサウナ
中価格帯のテントサウナは、コストパフォーマンスに優れた製品が多く、長く使いたい方におすすめです。
POINT
この価格帯の特徴
- ・中型〜大型サイズが選べる
- ・2〜4人用が中心
- ・保温性に優れた素材を使用
- ・ストーブやサウナストーンがセットになっていることが多い
- ・換気システムが充実している
特に15万円前後のモデルは、素材の品質や機能性のバランスが取れており、長期間使用しても満足度が高いでしょう。
サウナが好きな方の多くが最初に購入するのもこの価格帯です。
「20~30万円」のテントサウナ
最上位クラスのテントサウナは、本格的なサウナを体験したい方や、複数人で利用することが多い方に向いています。
POINT
この価格帯の特徴
- ・大型サイズが中心(4人以上収容可能なものも)
- ・高品質な素材を使用
- ・優れた断熱性と保温性
- ・換気システムや温度計などの付属品が充実
- ・デザイン性の高いモデルが多い
- ・耐久性に優れている
特に25万円以上のモデルでは、本格的なサウナストーブやロウリュ(水をかけて蒸気を発生させる)機能が充実しているものが多く、フィンランドのサウナに近い体験ができます。
サウナマニアの間では「一度投資すれば10年以上使える」と言われるほど耐久性に優れているため、長期的に見ればコストパフォーマンスは悪くありません。
テントサウナはどうやって選ぶ?

テントサウナを選ぶ際には、自分のライフスタイルや使用環境に合ったものを選ぶことが大切です。
以下のポイントに注目して、あなたにぴったりのテントサウナを見つけましょう。
利用サイズで選ぶ
テントサウナを選ぶ際、最も重要なポイントの一つが「サイズ」です。
一人で使用するのか、家族や友人と共有するのかによって、適切なサイズは大きく変わります。
POINT
人数別のおすすめサイズ
- ・1人用:幅120cm×奥行120cm×高さ150cm程度
- ・2人用:幅150cm×奥行150cm×高さ180cm程度
- ・3〜4人用:幅180cm×奥行180cm×高さ200cm以上
また、サイズ選びで見落としがちなのが「設置場所」です。
購入前に設置予定の場所の寸法を測り、テントを広げるのに十分なスペースがあるか確認しましょう。
さらに、身長の高い方は、立った状態で頭が天井に当たらないか、座った時に足を伸ばせるかなども考慮する必要があります。
機能で選ぶ
テントサウナの機能面では、主に以下のポイントをチェックしましょう。
テントサウナを選ぶ際には機能面でいくつかのポイントをチェックする必要があります。
【耐熱温度】
本格的なサウナ体験を楽しむためには、最低でも100℃以上の耐熱性能を持った製品を選びましょう。
【耐熱温度】
次に断熱性能も重要です。二重構造になっているテントサウナは、外気温の影響を受けにくく、内部の温度を安定して保つことができます。
【換気システム】
また安全面から考えると、換気システムは必須の機能と言えます。理想的なのは上部と下部の両方に換気口があるモデルで、これにより空気の循環が良くなり、一酸化炭素中毒などのリスクを軽減できます。さらに外での使用を考えている方は防水性能もチェックしておくべきでしょう。
【温度計の有無】
温度計の有無と精度も大切なポイントです。サウナ内の温度を正確に把握することで、安全かつ快適なサウナ体験ができます。
特に断熱性能は体感温度を大きく左右するので、高温サウナを楽しみたい方は、二重構造や厚手の素材を使用したモデルを選ぶことをおすすめします。
持ち運びしやすさで選ぶ
テントサウナの大きな魅力は持ち運びができることですが、製品によって収納時のサイズや重量は大きく異なります。
テントサウナを選ぶ際の重要なポイントとして「持ち運びのしやすさ」があります。
アウトドアやキャンプで使いたい方は特に注目すべき要素です。
チェックポイント | 重要度 | 選ぶ際のポイント |
---|---|---|
収納時のサイズ | ★★★★★ | 使用する車のトランクに入るサイズか確認 |
総重量 | ★★★★☆ | 一人で持ち運べる重さか確認(15kg以下が理想的) |
専用キャリーバッグ | ★★★☆☆ | 丈夫な素材で作られているか、持ち手が頑丈か |
組立・解体のしやすさ | ★★★★☆ | 工具不要で直感的に組み立てられるか |
特にキャンプやアウトドアでの使用を考えている方は、コンパクトに収納できて軽量なモデルを選ぶと便利です。
山奥や河原など、車が近くまで入れない場所でも持ち運びやすいからです。
一方、主に自宅で使用する場合は、頻繁に組み立て・解体を行うことになるため、その簡単さを優先すると良いでしょう。
POINT
製品タイプ別の組立時間の目安
- ・簡易型:10〜15分程度
- ・標準タイプ:20〜30分
- ・本格的なモデル:30〜60分
自分のライフスタイル合わせて、適切なモデルを選ぶことが大切です。
例えば、頻繁に移動させる予定がある方は、多少高価でも軽量タイプを選ぶ方が長い目で見れば満足度が高くなるでしょう。
セットかどうかで選ぶ
テントサウナを購入する際、「テントのみ」か「ストーブなどとのセット」かという選択肢があります。
【テントのみ】
- ・メリット:好みのストーブを別途購入できる、既にストーブを持っている場合はコスト削減になる
- ・デメリット:別途ストーブや必要アイテムを揃える手間と費用がかかる
【セットタイプ】
- ・メリット:すぐにサウナを始められる、テントとストーブの相性が保証されている
- ・デメリット:好みのカスタマイズがしにくい、セット内容によっては不要なものが含まれることも
初心者の方には、面倒な準備なしですぐに始められるセットタイプがおすすめです。
一方、こだわりのある方や既に薪ストーブなどを持っている方は、テントのみの購入も検討してみてください。
POINT
セットに含まれることが多いアイテム
- ・薪ストーブ
- ・サウナストーン
- ・温度計
- ・断熱マット
- ・椅子(ベンチ)
テントサウナの他に必要になるアイテム
テントサウナを購入しただけでは、終わりではありません。
以下のアイテムも併せて準備しておくと、より安全で快適なサウナを楽しめます。
薪
テントサウナの多くは薪ストーブを熱源として使用します。薪の種類や質は発熱量や火持ちに大きく影響するため、適切な薪を選ぶことが大切です。
テントサウナの熱源として使われる薪は、種類によって特性が異なります。
広葉樹と針葉樹の大きく2種類に分けられますが、それぞれに特徴があります。
薪の種類 | 特徴 | おすすめの使用シーン |
---|---|---|
広葉樹 (ナラ、カシ、サクラなど) | ・火力が強い ・長時間燃焼する ・安定した熱量 | ・高温サウナを楽しみたい方 ・長時間のサウナセッション ・経験者向け |
針葉樹 (ヒノキ、スギなど) | ・着火しやすい ・香りが良い ・早く燃え尽きる | ・短時間のサウナセッション ・香りを楽しみたい方 ・初心者向け |
広葉樹(ナラ、カシ、サクラなど)は火力が強く、長時間燃焼するという特長があります。
じっくりと高温のサウナを楽しみたい方には、こうした広葉樹の薪がおすすめです。
一方、針葉樹(ヒノキ、スギなど)は着火しやすいものの、比較的早く燃え尽きる傾向があります。
初心者の方や短時間のサウナを好む方には、こちらが適しているかもしれません。
着火剤
薪に火をつけるための着火剤も必要です。
特に初心者の方は、着火を簡単にするための道具を揃えておくと安心です。
POINT
おすすめの着火グッズ
- ・固形着火剤:手軽で確実に火がつく
- ・ファイヤースターター:何度も使用できて経済的
- ・新聞紙と小枝:コストがかからないが、少し技術が必要
- ・ライター・マッチ:必須アイテム
安全のために、必ず燃焼しやすい小さな薪や枝から火をつけ、徐々に大きな薪を追加していく方法をおすすめします。
椅子
サウナ内で快適に過ごすためには、適切な椅子(ベンチ)が不可欠です。
床に直接座ると熱さを感じすぎてしまうため、高さのある椅子を用意しましょう。
POINT
椅子を選ぶポイント
- ・耐熱性があること(プラスチック製は避ける)
- ・折りたたみ式で収納・持ち運びが簡単なもの
- ・汗をかいても滑りにくい素材
木製の折りたたみ椅子や専用のサウナベンチが理想的ですが、初めのうちは100円ショップなどで売っている耐熱性のある踏み台でも代用できます。
一酸化炭素チェッカー
テントサウナを安全に楽しむために、一酸化炭素チェッカーは必須アイテムです。
密閉された空間で薪を燃やすため、一酸化炭素中毒のリスクがあります。
価格は5,000円〜15,000円程度のものが多く、サウナの楽しさと安全を考えれば決して高くないものと言えるでしょう。
命に関わる問題なので、この装置だけは妥協せずに購入することをおすすめします。
サウナストーン
本格的なサウナ体験を楽しむなら、サウナストーンも用意しましょう。
ストーブの上に置いたサウナストーンに水をかけることで、蒸気(ロウリュ)を発生させることができます。
市販のサウナストーンセットは3,000円〜8,000円程度で購入できます。
少し投資すれば、より本格的なサウナが楽しめるようになります。
その他あると便利なアイテム
その他にあると便利なアイテムを以下にまとめていますので、そちらも参考にしてください。
POINT
その他あると便利なアイテム
- ・温度計・湿度計:サウナ内の環境を把握できる
- ・防水シート:床の保護に役立つ
- ・タイマー:サウナ時間の管理に便利
- ・耐熱グローブ:薪の投入や調整に使用
- ・ウォータージャグ:ロウリュ用の水を入れておける
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テントサウナは比較的低価格で始めやすい!
ここまでテントサウナの価格帯や選び方、必要なアイテムについてご紹介してきました。
テントサウナは従来のサウナ施設に比べて、以下のような大きなメリットがあります。
- ・初期投資だけで何度でも使える
- ・好きな時に好きな場所でサウナを楽しめる
- ・自分好みにカスタマイズできる
- ・友人や家族と共有できる
特に1〜10万円台の手頃な価格帯の製品なら、サウナ初心者でも気軽に始められます。
もちろん、より本格的な体験を求めるなら高価格帯の製品も検討する価値がありますが、まずは自分のライフスタイルや使用頻度に合わせて選ぶことをおすすめします。