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空気が冷たく肌を刺す季節になると、心も体も温まるサウナの魅力がグッと増しますよね。

最近特に注目を集めているのが、樽型デザインの「バレルサウナ」。

そのユニークな外観と本格的なサウナ体験を提供できることから、新たなビジネスとして開業を検討される方も増えています。

今回は、そんなバレルサウナ開業のための知識とポイントを徹底解説します。

▶︎サウナの開業についてはこちら

花輪 拓哉(はなわ たくや)

本記事の監修者

花輪 拓哉(はなわ たくや)
・入社年2023/6/12
・部署 営業部営業課(販売営業)

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担当エリア
栃木県、神奈川県、山梨県、静岡県、埼玉県(さいたま市、戸田市、蕨市、川口市) 東京都(港区、渋谷区、目黒区、品川区、世田谷区、大田区)

導入実績
群馬県伊勢崎市(サウナ施設)  山梨県北杜市(福祉施設)  東京都立川市(サウナ施設)など

入社のきっかけ
エンタメチックなことが好きで、大学でイベントプロデュース学を学んでおりました。様々なイベント現場を見て人の笑顔が見たいという思いで営業職を選びました。車が好きだという事もあり中古車業界に6年おりました。 結婚をきっかけに新しい挑戦をしたいという気持ちになりました。サウナや温泉旅行が好きでそういう仕事に携わりたい。また、地元さいたま市に戻り拠点にしたいという思いから温浴、水風呂ろ過をやっているサイエンス株式会社に出会い入社いたしました。

働く上で大切にしていること
何事もプラス思考にという気持ちは大切にしております。 営業担当である以上明るく笑顔で見た目から好感を持ってもらえる姿勢を心がけております。

横尾 達哉

本記事の監修者

横尾 達哉(よこお たつや)
・入社年2023/4/1
・部署 営業部営業課(技術営業)

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かつての担当エリア
東京都中央区、埼玉県さいたま市、ウェブ問い合わせ物件全般

導入実績
埼玉県川口市(サウナ施設) 愛知県蟹江市(サウナ施設) 京都府京都市(御社物件)

入社のきっかけ
水産大学で学び、趣味としてアクアリウムを楽しんできた経験から、ろ過という技術が比較的身近なものでした。
その背景もあり、消防や配送関連の仕事を通じて培った「人々の暮らしを支える」という視点を生かし、浴槽用ろ過装置を扱う当社で働くことに興味を持ち、入社を決めました。

働く上で大切にしていること
仕事では常に「自然体でいること」を心掛けています。
飾らず、自分らしく、肩肘張らないスタイルでお客様や仲間との信頼関係を築くことを大切にしています。

バレルサウナの開業は公共サウナと異なる?

バレルサウナの開業は公共サウナと異なる?

バレルサウナを開業するにあたり、まず知っておきたいのが一般的な公共サウナとの違いです。

バレルサウナは比較的小規模で、設置場所の自由度が高いことが大きな特徴です。

しかし、ビジネスとして成功させるには、公共サウナとの違いをしっかり理解することが重要です。

許認可などの違い

公共サウナ施設と比べて、バレルサウナの開業には異なる許認可が必要になる場合があります。

項目公共サウナ施設バレルサウナ
公衆浴場営業許可必須入浴施設がある場合は必要
建築確認申請大規模施設として必要規模や設置方法による
消防法の対応大規模施設として厳格比較的シンプル
保健所の検査厳格な水質検査など水風呂がある場合は必要

バレルサウナは比較的小規模であることが多いため、公共サウナほど厳しい規制がかからないケースもありますが、営業形態や設置場所によって必要な手続きは変わってきます。

事前に地域の保健所や消防署に相談することをおすすめします。

設備とコストの違い

公共サウナと比較すると、バレルサウナは初期投資や維持費が抑えられる点が大きなメリットです。

<設備投資の比較>

  • 公共サウナ施設:数千万〜数億円(土地・建物・設備一式)
  • バレルサウナ:100万円〜500万円程度(サウナ本体)

ただし、バレルサウナでもシャワー設備や休憩スペースなどの付帯設備を考慮する必要があります。

また、電気や水道などのインフラ整備にもコストがかかります。

バレルサウナ開業の主なコスト項目

  • ・サウナ本体(100万円〜)
  • ・設置工事費(30万円〜)
  • ・付帯設備(シャワー、更衣室など)(50万円〜)
  • ・電気・水道工事(20万円〜)
  • ・初期備品(タオル、サウナハット、温度計など)(10万円〜)

ビジネスモデルの違い

公共サウナと比べて、バレルサウナには独自のビジネスモデルが求められます。

バレルサウナに適したビジネスモデル例

  • 時間制レンタル方式:グループ単位で貸し切り利用
  • 会員制クラブ:限定メンバーだけが利用できる特別感
  • アウトドア施設の付加価値:キャンプ場やグランピング施設の一部として
  • 宿泊施設の差別化:ホテルやゲストハウスの魅力向上
  • イベント型:ポップアップサウナとして期間限定開催

公共サウナのように大量のお客様を入れ替え制で迎えるのではなく、少人数でもプレミアム感を提供できるような工夫が成功の鍵となります。

バレルサウナの開業に必要な手続き

バレルサウナの開業に必要な手続き

バレルサウナを開業するには、いくつかの法的手続きが必要です。

事前にしっかり確認して、トラブルなく開業できるよう準備しましょう。

参考:サウナ設備設置基準|公益社団法人 日本サウナ・スパ協会

建築基準法

バレルサウナは建築物にあたるため、建築基準法の規制を受ける場合があります。

チェックポイント

  • ・サイズや設置方法によっては「建築確認申請」が必要
  • ・10㎡以下の小規模なものは申請不要の場合も
  • ・固定式か移動式かによっても扱いが異なる
  • ・用途地域による設置制限の有無

特に固定式のバレルサウナを設置する場合は、事前に地域の建築指導課に相談することをおすすめします。

移動可能なタイプであれば、建築確認申請が不要になる場合もあります。

消防法

サウナは熱源を使用するため、消防法の対象となります。

消防法に関する主な対応事項

  • ・防火対策(消火器の設置)
  • ・避難経路の確保
  • ・火災報知器の設置
  • ・サウナストーブの安全基準への適合

特に熱源には注意が必要です。

薪ストーブを使用する場合は、煙突の設置や周囲の不燃材処理など、より厳しい対策が求められます。

電気ストーブの場合も安全基準に合致したものを使用する必要があります。

公衆浴場法

バレルサウナに水風呂やシャワー設備を併設する場合、公衆浴場法の対象となる可能性があります。

消防法に関する主な対応事項

  • ・防火対策(消火器の設置)
  • ・避難経路の確保
  • ・火災報知器の設置
  • ・サウナストーブの安全基準への適合

個人向けの貸切サウナとして運営する場合は、公衆浴場法の適用対象外となるケースもありますが、事前に各地域の保健所に確認することが重要です。

バレルサウナの選び方

バレルサウナ開業の成功には、目的に合ったサウナ選びが重要です。

商品選定のポイントを押さえて、長く愛されるサウナ施設を目指しましょう。

材質・サイズ・収容人数で選ぶ

バレルサウナを選ぶ際の最も基本的なポイントは、材質、サイズ、収容人数です。

<材質による特徴比較>

材質メリットデメリット
カナダ産レッドシダー耐久性・耐水性に優れる、香りが良い高価格
フィンランド産パインコストパフォーマンスが良い、軽量耐久性がやや劣る
ヒノキ香りが良く、日本人に馴染みがある価格が高い
スプルースリーズナブル、入手しやすい耐久性に注意が必要

サイズと収容人数の目安

  • 小型(直径1.8m〜2.0m): 2〜4人用、個人利用や小規模ビジネスに最適
  • 中型(直径2.0m〜2.4m): 4〜6人用、小規模商業施設向け
  • 大型(直径2.4m以上): 6〜8人以上、商業施設向け

ビジネスとして運営する場合は、メンテナンス性や耐久性も考慮して選ぶことが重要です。

特に商業利用では、頻繁な使用に耐えられる高品質な材質を選ぶことをおすすめします。

国産か輸入かで選ぶ

バレルサウナは国産品と輸入品があり、それぞれに特徴があります。

<国産バレルサウナのメリット>

  1. ・アフターサービスが充実
  2. ・日本の気候に適した設計
  3. ・カスタマイズの相談がしやすい
  4. ・納期の調整が比較的容易

<輸入バレルサウナのメリット>

  1. ・本場の技術とデザイン
  2. ・多様なデザインやバリエーション
  3. ・コストパフォーマンスの良い製品もある
  4. ・北欧やカナダなど本場のブランド力

開業を検討する場合、サポート体制やメンテナンスのしやすさを考えると、国産メーカーのバレルサウナが安心です。

一方で、本格的なサウナ体験を提供したい場合は、フィンランドなど本場の製品も魅力的です。

特に注目したいのが保証やアフターサービスです。

商業利用の場合、故障や不具合が営業に直結するため、迅速な対応が可能なメーカーを選ぶことをおすすめします。

バレルサウナをどこで開業する?立地選びのポイント

バレルサウナの開業成功には、立地選びが非常に重要です。

どんな場所に設置するかによって、集客力やビジネスモデルが大きく変わってきます。

バレルサウナを開業するのに最適な立地条件は?

バレルサウナに適した立地には、いくつかの特徴があります。

バレルサウナに最適な立地の特徴

  • 自然環境が近い:山、川、湖、海などの自然が近くにある
  • アクセスの良さ:車でのアクセスが容易、または公共交通機関から徒歩圏内
  • 競合の少なさ:周辺にサウナ施設が少ない
  • 水源の確保:水風呂やシャワーのための水の確保が容易
  • 電源の確保:サウナストーブ用の電力が確保できる

<おすすめの立地パターン>

  • 観光地・リゾート地:観光客をターゲットにした集客が可能
  • キャンプ場・グランピング施設:アウトドア愛好家への付加価値として
  • 宿泊施設:宿泊客へのオプションサービスとして
  • 市街地の隠れ家:都市部のオアシスとして差別化

立地を選ぶ際は、ターゲット顧客層を明確にしてから検討することが重要です。

アウトドア志向の強いお客様をターゲットにするなら自然豊かな場所、忙しい方をターゲットにするなら都市部のアクセスの良い場所が適しています。

屋外に設置する際の対策

バレルサウナを屋外に設置する場合、気象条件への対策が必要です。

屋外設置の主な対策

  • 基礎工事:不同沈下を防ぐための適切な基礎作り
  • 防水対策:雨水の侵入を防ぐための処理
  • 断熱対策:外気温の影響を最小限に抑える工夫
  • 風対策:強風による損傷を防ぐための固定方法
  • 落雷対策:避雷針の設置を検討

<地域別の気象条件対策>

地域条件必要な対策
豪雪地帯屋根の補強、除雪スペースの確保
海沿い塩害対策、防錆処理
台風の多い地域強風対策、雨水排水の工夫
高温多湿の地域通気性の確保、カビ対策

屋外設置の場合は、季節によって利用条件が変わることも考慮して、オールシーズン快適に利用できるような工夫が必要です。

例えば、冬季は更衣室を暖かくする、夏季は水風呂を充実させるなどの対策が考えられます。

バレルサウナを開業するまでのロードマップを紹介

バレルサウナの開業を成功させるには、計画的な準備が欠かせません。

ここでは、開業までの段階を5つのステップに分けてご紹介します。

開業までのロードマップ

  • ①構想・計画段階(3〜6ヶ月前)
  • ②準備段階(2〜3ヶ月前)
  • ③実行段階(1〜2ヶ月前)
  • ④オープン直前(2〜4週間前)
  • ⑤グランドオープン〜初期運営期(オープン後1〜3ヶ月)

①構想・計画段階(3〜6ヶ月前)

開業の3〜6ヶ月前は、ビジネスとしての構想を固める重要な時期です。

<この段階でやるべきこと>

  • ・市場調査(競合店のリサーチ、ターゲット顧客の分析)
  • ・ビジネスモデルの検討(料金体系、営業形態)
  • ・収支計画の作成
  • ・立地の選定と確保
  • ・資金計画(自己資金、融資など)

特に重要なのが、周辺のサウナ施設の調査です。

どのような価格帯で、どんなサービスを提供しているのかをしっかり調べましょう。

それをもとに、自分のバレルサウナの差別化ポイントを明確にすることが成功への第一歩です。

②準備段階(2〜3ヶ月前)

開業の2〜3ヶ月前は、具体的な準備を進める時期です。

<この段階でやるべきこと>

  1. ・バレルサウナの発注・購入
  2. ・必要な許認可の申請準備
  3. ・設置場所の整備計画
  4. ・スタッフの採用計画(必要な場合)
  5. ・ブランディング、ロゴデザインの検討
  6. ・ウェブサイトや予約システムの準備

バレルサウナは受注生産のことが多く、納期に1〜2ヶ月かかるケースもあります。

余裕をもって発注することが重要です。

また、この時期に必要な許認可の確認や申請準備を始めましょう。

③実行段階(1〜2ヶ月前)

開業の1〜2ヶ月前は、具体的な設置工事や運営準備を行う時期です。

<この段階でやるべきこと>

  • ・設置工事の実施(基礎、電気、水道など)
  • ・備品の購入(タオル、サウナハット、温度計など)
  • ・スタッフトレーニング(接客、安全管理など)
  • ・マーケティング計画の実行(SNS開設、広告準備)
  • ・予約システムのテスト運用

設置工事は想定以上に時間がかかることも多いため、余裕をもったスケジュールを組むことをおすすめします。

特に電気工事や水道工事は専門業者との調整が必要になるため、早めに依頼しましょう。

④オープン直前(2〜4週間前)

オープンの2〜4週間前は、最終確認と集客準備の時期です。

<この段階でやるべきこと>

  1. ・試運転とテスト利用
  2. ・最終的な設備チェック
  3. ・プレオープンイベントの実施
  4. ・メディアやインフルエンサーへの案内
  5. ・SNSでの告知強化
  6. ・オープン記念キャンペーンの準備

特に重要なのが試運転です。

実際に稼働させて、温度の上がり方や水回りの動作など、すべての設備が正常に機能するか確認しましょう。

問題があれば早急に対応することが大切です。

⑤グランドオープン〜初期運営期(オープン後1〜3ヶ月)

オープン後の1〜3ヶ月は、ビジネスを軌道に乗せるための重要な時期です。

<この段階でやるべきこと>

  • ・お客様からのフィードバック収集と改善
  • ・運営オペレーションの最適化
  • ・リピーター獲得のための施策実施
  • ・口コミ評価の管理と対応
  • ・季節に合わせたキャンペーン企画

オープン直後は想定外のトラブルや課題が見つかることが多いです。

お客様からのフィードバックを真摯に受け止め、迅速に改善することがリピーターを増やす鍵となります。

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バレルサウナでの開業を成功させよう!

バレルサウナの開業は、従来の大型サウナ施設と比べて初期投資が抑えられ、小規模からスタートできる魅力的なビジネスです。

本記事でご紹介したポイントを押さえることで、成功への道が開けるでしょう。

バレルサウナ開業成功のポイントおさらい

  • ・ターゲット顧客を明確にし、それに合ったビジネスモデルを構築する
  • ・立地条件を慎重に選び、差別化要素を作る
  • ・品質の良いバレルサウナを選び、長期的な運営を見据える
  • ・法的手続きを怠らず、安全で快適な環境を整える
  • ・計画的な準備とマーケティングで、スムーズなオープンを実現する

また、サウナ熱の高まりとともに、個性的なサウナ体験を求めるお客様も増えています。

バレルサウナならではの魅力を最大限に活かし、お客様に特別な体験を提供することが長期的な成功につながります。

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