サウナストーンが割れる原因は?割れないようにする対策や代用品の危険性も解説
家庭用サウナや業務用サウナを設置している方で、サウナストーンが割れてしまってお困りの方もいるのではないでしょうか。
そこで、この記事ではサウナストーンが割れる原因を紹介していきます。
さらには、割れないようにする対策や代用品を使用する危険性も解説しているので、ぜひ参考にしてください。
サウナストーンが割れる原因は?
サウナストーンが割れる原因は、いくつかあります。
ここでは、その原因について3つ紹介します。
POINT
サウナストーンが割れる原因
1. 急激な温度変化による割れ
2. 内部の水分や空洞の影響
3. 長時間の使用による劣化
①急激な温度変化による割れ
サウナストーンは高温に熱せられた状態で水をかけることで、急激な温度変化が生じます。
この急激な温度変化により、石が割れることがあります。
特に、耐熱性が低い石や内部に空洞がある石は、温度差に耐えられずに割れやすいです。
ロウリュの際にかける水が石の内部に入り込み、その水が急速に蒸発することで内部から圧力がかかり、石が破裂することもあります。
②内部の水分や空洞の影響
サウナストーンの内部に水分や空洞がある場合、それが石が割れる原因となります。
石の内部に水分が含まれていると、加熱された際にその水分が蒸発し、膨張圧力がかかります。
この圧力が石の構造を破壊し、割れを引き起こすのです。
また、空洞がある石はその部分が弱点となり、加熱や冷却の際に割れやすくなります。
したがって、サウナストーンを選ぶ際には、密度が高く、空洞の少ない石を選ぶことが重要です。
③長期間の使用による劣化
サウナストーンは長期間使用されることで、徐々に劣化していきます。
サウナストーブの高温環境に長時間さらされることで、石の表面が削れたり、内部に微細なひび割れが生じたりします。
これにより、石の強度が低下し、割れやすくなるのです。
定期的にサウナストーンを交換することが推奨されており、目安としては半年から1年に1回程度交換するようにしましょう。
また、石が黒くなったり、熱くなるのが遅くなったりした場合も交換のサインです。
サウナストーンが割れないようにするためには?
サウナストーンが割れないようにするためには、いくつかの予防策を講じることが重要です。
ここで紹介する方法を実践することで、サウナストーンの寿命を延ばし、安全にサウナを楽しむことができます。
清掃の時に異変がないか確認する
サウナストーンの清掃時には、石の表面や内部に異変がないかを確認することが大切です。
具体的には、石にひび割れや欠けがないか、色の変化がないかをチェックしましょう。
これらの異変は、石が劣化しているサインであり、放置すると割れやすくなります。
また、石の表面に溜まった汚れや水垢を取り除くことで、石の熱伝導効率を保ち、急激な温度変化による割れを防ぐことができます。
定期的に清掃を行い、その際に異変を早期に発見することで、石の寿命を延ばすことができます。
サウナストーンを定期的に交換するようにする
サウナストーンは長期間使用すると劣化するため、定期的な交換が必要です。
一般的には、半年から1年に1回程度の交換が推奨されていますが、使用頻度や石の状態によってはもっと早く交換が必要になることもあります。
POINT
サウナストーンを交換する目安
・石が黒くなったり、熱くなるのが遅くなったりした場合
・石が割れている場合や表面に大きなひび割れが見られる場合
交換の目安としては、石が黒くなったり、熱くなるのが遅くなったりした場合が挙げられます。
また、石が割れている場合や表面に大きなひび割れが見られる場合も交換のサインです。
定期的な交換を行うことで、サウナストーンの性能を維持し、安全にサウナを楽しむことができます。
サウナストーンが割れた時は代用品を使用してもいい?
サウナストーンが割れた際に、道に落ちている石などで代用するのは避けるべきです。
サウナストーンは高温に耐える特別な石であり、適切な石を選ばないと、急激な温度変化で割れたり爆発したりする危険性があります。
さらに、自然の石には有害な物質が含まれていることがあり、加熱すると有毒なガスを放出する可能性もあります。
安全で快適なサウナ体験を維持するためには、専用のサウナストーンを使用することが重要です。
サウナストーンの代用品に石を使用する危険性
サウナストーンの代用品に普通の石を使用することは非常に危険です。
ここでは、その危険性について詳しく説明します。
普通の石は耐熱性が低く事故につながる
普通の石はサウナストーンのように高温に耐えるほどの構造ではありません。
多くの自然な石は急激な温度変化に弱く、500℃を超えると急激に強度が低下し、割れやすくなります。
サウナ内で使用される場合、これらの石は急激に熱せられた後に水をかけられることで、内部の水分が急速に蒸発し、内部から圧力がかかり破裂する可能性があります。
これにより、飛び散った石片がサウナの利用者に怪我を負わせる危険性が高まるでしょう。
したがって、サウナストーンの代用品として普通の石を使用することは避けるべきです。
有害物質を放出する可能性がある
自然の石には、有害な物質が含まれていることがあります。
例えば、石綿(アスベスト)やヒ素を含む石は、加熱されると有毒なガスを放出する可能性があります。
これらの有害物質は、サウナの高温環境で蒸発し、吸入することで健康に重大な影響を及ぼす可能性があるのです。
また、硫黄を含む石は、加熱されると硫黄ガスを放出し、サウナ室内の空気を汚染するだけでなく、金属部品を腐食させることもあります。
したがって、サウナストーンの代用品として自然の石を使用することは非常に危険なので、専用のサウナストーンを使用するようにしましょう。
サウナストーンの交換について
サウナストーンの交換は、安全で快適なサウナ体験を維持するために重要です。
ここでは、交換が必要なサイン、適切な交換頻度について詳しく説明します。
サウナストーンの交換が必要なサイン
サウナストーンの交換が必要なサインとして、いくつかのポイントがあります。
POINT
サウナストーンの交換が必要なサイン
・石が黒く変色している
・石が割れていたり大きなひび割れがある
・熱くなるまで時間がかかる
・ロウリュの時に上記の発生が弱いと感じる
まず、石が黒く変色している場合は、石が劣化している可能性があります。
また、石が割れていたり、表面に大きなひび割れが見られる場合も交換のサインです。
さらに、石が熱くなるのに時間がかかるようになった場合や、ロウリュ時に蒸気の発生が弱くなったと感じる場合も、石の性能が低下していることを示しています。
これらのサインを見逃さず、早めに交換するようにしましょう。
サウナストーンの適切な交換頻度
サウナストーンの適切な交換頻度は、使用頻度や石の種類によって異なりますが、一般的には半年から1年に1回程度の交換が推奨されています。
特に業務用サウナや頻繁に使用する家庭用サウナでは、半年に1回の交換が望ましい場合もあります。
また、石の状態を定期的にチェックし、ひび割れや変色が見られる場合は、早めに交換することが重要です。
適切な交換頻度を守ることで、サウナストーンの性能を維持することができます。
KOHNO SAUNAで自宅で楽しむ至福のサウナ体験を手に入れよう
KOHNO SAUNA(河野サウナ)では業務用、自宅用のサウナを屋内外問わず取り扱いしております。
自宅でのリラックスタイムや、施設に最適な当社のサウナ製品をチェックしましょう。
設置が簡単で、プロフェッショナルな性能を持つサウナが、あなたの生活に癒しと健康をもたらします。
サウナ商品についてのお困りごとがあればぜひ当社にご相談ください。
サウナストーンが割れる前に交換しよう
この記事では、サウナストーンが割れる原因と割れないようにする対策について紹介してきました。
サウナストーンは使用しているうちに劣化してくるので、定期的に交換することが重要です。
もし、使用していたサウナストーンが割れてしまった場合でも、落ちている石などで代用するのは、やめておきましょう。
天然の石は高熱に耐えられなかったり、有害物質を発したりする危険性があります。
そのため、サウナストーンが割れてしまった場合でも、必ず新しいサウナストーンを使用するようにしましょう。
まとめ
この記事のポイント
・サウナストーンは使用している時に割れる可能性がある
・割れていないか定期的にチェックが必要
・割れた場合でも落ちている石で代用するのは厳禁