サウナの種類を完全解説!それぞれのメリット・デメリットや選び方も紹介
この記事では、ドライサウナ、フィンランド式サウナ、スチームサウナなど様々なサウナの種類とその特徴を紹介し、各サウナのメリットとデメリットを比較検討します。
さらに、個々のニーズに合った最適なサウナ選びのポイントも解説します。
サウナの種類
サウナには、一般的に広く知られているドライサウナをはじめ、さまざまな種類があリます。
大きなスパ施設では、ミストサウナやフィンランド式サウナなどもあり、その種類は、温度や湿度、サウナストーブの違いなどによって区別されます。
本記事では、次のような6種類のサウナを紹介していきます。
POINT
サウナの種類
1. 乾式サウナ(ドライサウナ、遠赤外線サウナ)
2. 湿式サウナ(ミストサウナ、スチームサウナ)
3. フィンランド式サウナ
4. 塩サウナ
5. 薬草サウナ
6. ケロサウナ
温度や湿度の違いからメリット・デメリットを含め、それぞれの特徴を見てみましょう。
1. 乾式サウナ
乾式サウナには「ドライサウナ」と「遠赤外線サウナ」の2種類があります。
それぞれの効能や特徴、メリット・デメリットなどを見ていきましょう。
ドライサウナ
温泉や銭湯にあるサウナで、もっとも多いタイプがドライサウナでしょう。
室温約80℃〜100℃、湿度は10%程度と高温低湿で、サウナ室に入るときは息苦しいほどの高温の空気を感じるのが特徴です。
水風呂との温度差が大きいことから「あまみ」も出やすくなります。
高温でカラカラに熱される爽快感を好む方に人気のあるサウナでしょう。
ドライサウナのメリット
・リフレッシュ感、爽快感がある
・短時間で血行促進効果があるため、疲労回復、腰痛、肩こりなどの肉体疲労時におすすめ
ドライサウナのデメリット
・高温のため鼻呼吸がしづらかったり湿度の低さから皮膚や目などが乾燥しやすい
・肌や髪を傷めやすい
ドライサウナでは、サウナハットを利用したり頭に濡れたタオルを巻くなどして保護しておくとよいでしょう。
遠赤外線サウナ
遠赤外線サウナは、約70℃〜90℃と高温ですが、コンフォートサウナとも呼ばれるように、遠赤外線を利用しているためドライサウナほどの息苦しい熱さを感じることはないでしょう。
家庭用に導入されるサウナは、この遠赤外線タイプが多いです。
皮膚の下40~50ミリメートルまで電磁波が到達し、細胞を共振させて深い内部から温めることができます。
遠赤外線サウナのメリット
・体を芯から効率よく温められるうえ、持続しやすい
・息苦しさを感じにくく体への負担も少ない
・血行促進、疲労回復に効果的
遠赤外線サウナのデメリット
・ドライサウナほどの爽快感はない
2. 湿式サウナ
湿式サウナにはミストサウナとスチームサウナの2種類があります。
ミストサウナとスチームサウナは、乾式サウナとは対照的に低温多湿のサウナです。
湿度が高いことで体感的にあつく感じられ、発汗作用がうながされます。
温度が低めなので乾式サウナのような息苦しさはなく、高温状態が苦手な方も安心して楽しめるでしょう。
ミストサウナとスチームサウナのそれぞれの特徴やメリット・デメリットを見てみましょう。
ミストサウナ
ミストサウナは40℃〜70℃程度の低温で、上から液体を降らせて比較的ゆっくりと温まるタイプの湿度の高いサウナです。
体への負担が少なく、肌や髪も乾燥することがないため利用しやすいサウナでしょう。
ミストサウナのメリット
・ミストにより肌への浸透率が高く、美肌効果が期待できる
・乾式サウナのような肌や髪へのダメージがない
・高温が苦手な方でも長時間入りやすい
ミストサウナのデメリット
・高温多湿のため細菌やバクテリアなどが繁殖しやすい
・低めの温度で呼吸がしやすいが酸素が薄くなる
・乾式サウナほどの爽快感はない
施設での利用の場合は、衛生面のメンテナンスをしっかり行っているサウナを選びましょう。
スチームサウナ
スチームサウナの温度は、50℃〜70℃ほど。
下から上へと蒸気を噴霧させることで温度、湿度を上げていくタイプのサウナです。
液体のミストサウナに対してスチームサウナは粒子の小さい気体なので、肌への浸透率が高く美肌効果も期待できます。
スチームサウナのメリット
・ミストサウナよりもさらに美肌効果が高い
・ミストサウナより体感温度が高く効果的に汗をかける
スチームサウナのデメリット
・ミストサウナと同様に呼吸がしやすいが酸素が薄くなる
3. フィンランド式サウナ
フィンランド式サウナは、温度約80℃〜100℃、湿度15〜20%程度と、ドライサウナと湿式サウナの中間にあたるサウナです。
サウナの発祥の地であるフィンランドでは、もっとも一般的なサウナで、熱したアロマストーンに水をかけて蒸気浴をする「ロウリュ」が特徴です。
このロウリュにより熱伝導率が上がり、体の芯から温めることができます。
サウナ施設によっては、ロウリュ後に熱波師さんがサウナの熱気をタオルやうちわなどで撹拌するアウフグースのサービスをしてくれることもあります。
また、本場のフィンランド式サウナでは「ヴィヒタ」と言って白樺の若葉の枝を束ねたものが置いてあり、ヴィヒタの葉っぱで全身を叩くことで新陳代謝を促進し発汗を促します。
フィンランド式サウナのメリット
・ロウリュにより体の芯から温まる
・湿度が高いため肌や髪へのダメージも少ない
・ヴィヒタの葉による新陳代謝促進、リラックス効果、血流改善によ疲労回復
フィンランド式サウナのデメリット
・ロウリュの高温の蒸気により火傷のリスクがある
ロウリュでアロマストーンに水をかける瞬間は、真上から覗きこむと高温の蒸気で火傷をすることがあるため注意しましょう。
4. 塩サウナ
塩サウナは、その名のとおり塩がおかれているサウナで、基本的には湿式サウナが多いですが、遠赤外線サウナの場合もあります。
塩を身体に塗ってからサウナで汗をかくというもので、塩の塩溶効果と浸透圧によって、毛穴の汚れや老廃物を排出し美肌効果を得やすいサウナです。
塩サウナのメリット
・毛穴の汚れや老廃物を排出し美肌効果を得やすい
塩サウナのデメリット
・ニキビなどの皮膚疾患がある場合には、悪化しやすいので注意が必要
5. 薬草サウナ
薬草サウナは、スチームやロウリュ水に薬草を加えてその香りを楽しみながらサウナ浴ができます。
薬草の成分により、発汗作用、血液循環強化、アトピーの改善などの効果が期待できると言われています。
代表的な薬草サウナとして、有名な聖地、静岡県の「しきじ」があげられます。
薬草サウナのメリット
・薬草の香りが楽しめる
・薬草の成分により、発汗作用、血液循環強化、アトピーの改善などの効果ある
薬草サウナのデメリット
・薬草の香りが苦手な方には不向き
6. ケロサウナ
ケロサウナは、ケロという希少価値の高い木材を使用したサウナで、ケロ独特の甘い香りが特徴のサウナです。
自律神経と嗅覚は密接な関係があるため、心地よい香りによって副交感神経が優位に働きリラックスできます。
日本には数ヶ所しかない貴重なサウナです。
ケロサウナのメリット
・ケロ特有の甘い香りでリラックスできる
・希少性があり特別感が味わえる
ケロサウナのデメリット
・ケロの流出量が少ないため体験できる施設が少ない
・価格が高い
サウナ初心者におすすめの種類
サウナ初心者にとっては、慣れない高温環境でじっとしていることにストレスを感じる方も少なくありません。
まずは、熱ストレスの少ない「ミストサウナ」「スチームサウナ」「遠赤外線サウナ」がおすすめでしょう。
これらのサウナは比較的温度が低めなので熱さによる息苦しさを感じにくいため、初めての方でも安心して入りやすいタイプです。
また、サウナ室では、座る場所によっても温度差があります。
入口よりも奥、下段よりも上段にいくほど高温です。
慣れるまでは温度が低めの場所を選ぶこともポイントでしょう。
種類がたくさんあるサウナの選び方
ここまで紹介してきたように、サウナにはたくさんの種類があります。
それぞれにメリット・デメリットがあるため、自分に合ったものを選ぶことが大切です。
例えば、カラッとした爽快感を感じたいのであれば、高温で湿度の低い「ドライサウナ」がおすすめですし、サウナによる肌や髪のダメージが気になる方には湿式のミストサウナやスチームサウナがおすすめです。
サウナに入る目的やそれぞれのサウナの特徴を把握しておくことで、サウナ選びがしやすくなるでしょう。
KOHNO SAUNAで自宅で楽しむ至福のサウナ体験を手に入れよう
KOHNO SAUNA(河野サウナ)では業務用、自宅用のサウナを屋内外問わず取り扱いしております。
自宅でのリラックスタイムや、施設に最適な当社のサウナ製品をチェックしましょう。
設置が簡単で、プロフェッショナルな性能を持つサウナが、あなたの生活に癒しと健康をもたらします。
サウナ商品についてのお困りごとがあればぜひ当社にご相談ください。
自分好みのサウナを見つけて楽しみましょう!
いかがでしたか?
サウナの種類やその選び方、メリット・デメリットなどを紹介しました。
本記事の大切なポイントをまとめると次のとおりです。
まとめ
この記事のポイント
- サウナには、ドライサウナやミストサウナなど様々な種類がある
- 初心者には熱ストレスの少ないミストサウナやスチームサウナなどがおすすめ
- それぞれのサウナの特徴を把握して、目的に合ったサウナを選ぶことがポイント
ぜひ本記事を参考にさまざまなサウナを体験して、お気に入りのサウナを見つけてください!